表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/37

☆第1話[最後の現世]

『あー!今週も仕事終わったー!!」

俺はPCを閉じてタイムカードを押した


「おつかれー今から飲みに行くか」

『すいません、予定がありまして…お先に失礼します』

上司からの誘いを華麗にスルーして俺は会社を後にした



ガチャ

『ただいまー』

俺は家の鍵を開けて家に入った

まぁ、両親は他界してるから実家に一人暮らししてる訳だがいつも何となく言っている



そうそう、俺の事を振り返っておこう


さっきから話してる俺は

《望月直輝/モチヅキ ナオキ 30歳になるはずだった男》だ。世間では年号が変わったりして色々変化しているらしいが俺自身には書類上以外には特に変わらない日常を送っていた


親は父親は俺が25歳の時に母親は翌年に病気で他界した

特に不仲でもなければどこにでもある親子だった

俺自身、特に不便もなく生活させてもらっていたと思う

学生時代は成績は中 運動神経もそれなりにあったと思うし友人も少ないが居たし恋愛もそれなりにあった。嘘ではない。断じて嘘では無い。

ただ、母親は身体と心が弱かったから、家事などは幼い頃から自分でやっていた。そのおかげか一人での生活が苦にもならず、今まで未婚だ。



さぁ明日、明後日と休みだし何しようかなー♪


プルルルルー

『もしもーし?』

「あ、直輝?今から暇?」

友人から着信があった

『暇だねー』

「やっぱり(笑)飲みに行こーよ」

『いいねー!』

「さすがフッ軽(笑)てかもう家着く」

『マジか!すぐ準備するわ!』

そんな感じで俺は友人と飲み会に行った

いつも通り飲んでキャバクラに行って朝帰り

いつも通りの週末のはずだった




ピンポーン…

ピンポーン ピンポーン

朝からなんだろ?なんか行事でもあったかな?

『はーい?zzz』

俺はとりあえず顔を洗って目を覚まして玄関を開けた

ガチャ


【朝早くからごめんなさいねー】


そこには見知らぬ人?が数人いた


『おはようございます 何かありましたか?』


とりあえず、寝ぼけた頭で訪ねた


【おはようございます 突然だけど貴方は夢がありますか?】


その中の一人?にそんな事を聞かれた

???なんだろ?宗教勧誘とかかなぁ?


『夢ですか?そうですねー、日々をしっかりと楽しく生きていけるのが何よりの夢ですね』

【やはり貴方で間違いないわね。】【そうね。】


後ろで何やら話をしていたが俺は眠いながらも会話を続けていた


『すいません、寝不足で……何か本題があれば話してもらえますか?』

【あぁ、すいません、我々は怪しいものではないのです】

【貴方を選定しにきたのです】

『宗教勧誘なら間に合ってますのでお帰りを、、』


それはそうだろ、怪しくないと言われて、ハイそうですがとなるはずが無い。

それでもその人達?は話を進めた


【我々はこの世界と別の世界を統べる存在です】

【所謂、神じゃ】【そうですね】

『あぁハイハイ』

『………どうも神様!はじめまして!』


ある程度話したら帰ってもらおう

俺はそんな事を考えていた


【別の世界の為にこの世界の存在を送りたいのですが、貴方は一人で生きていて都合が良く、尚且つ希望もあるので選定しました】

『なるほど・なるほど』


その人達?が言うには

俺は肉親もいない一人で生きている為この世界での繋がりも少なく切り離しやすい。それでいて、世界に絶望もしている訳でない

なんでも、自暴自棄になって夢見がちな事ばかり思っている人は選ばれないらしい、というか選びたくないらしい

えっ?ちょっと失礼な事言われてない??

そんな事を考えながら


『それで俺はどうしたらいいんですか?』

【おぉ、了承してくれるのですか?】【そうかそうか】

『まぁ、出来る範囲で協力しますよ 金銭面以外なら』

【それはありがたい!ではまた後でお話に伺いますね】

【やはり貴方で良かったです】【それでは】

『どのくらい後できますか?ちょっと寝直したくて』

【寝ててもらって大丈夫ですよ】

『?? わかりました。それでは』


ガチャ

玄関を閉めて俺はベッドに戻った…

主人公


現世/望月直輝

20代前半で両親を亡くした30歳手前の男 一人っ子

周りが大人が多かった事も影響し、年齢の割に様々な経験している

いじめにあう/喧嘩に明け暮れる/料理人をしていた/夜の世界でも働いていた

一人暮らしで基本物事は自己完結できる/実家は田舎暮らし

父親は厳格であったが正義感があり男とはどうしなければならないか教えてくれた

母親は主人公が幼い頃より身体が弱かった為、主人公は自然に自立し達観している

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ