表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/416

仲良きことは美しきかな

86


「酷いなあ、佐々木先生。扉開けっぱなしにして、人の悪口ですか」


びくうっ!


声がした方を向いたら、半開きになってる扉から顔覗かせてる宗旦狐がいた。


軽くホラーなんですけど。


「お前ね、ノックくらいしてから声かけなさい。じじいの心臓に悪い登場の仕方すんじゃないよ」


いや、あたしの心臓にも悪い。



大旦那は、特に気にした様子もなくソファに寝転びながら言い訳する。


「僕は悪口なんて言ってませんよ。過去の事実を述べただけだから」


「じゃあ、俺も先生の過去の事実を述べましょうか。あの頃の先生は、まだ家にご家族がいらっしゃって幸せそうでしたね」


「やめて」


お互いにお互いの弱みを握りあってるらしい。

うん、仲良きことは美しきかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ