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おい、寝るなよ

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昼近くなると、資料室にはちらほらとJKがきた。


JKたちは、いずれも不安そうな表情で資料室に入ってくる。

その不安を払拭するがため、あたしは極力気さくに声をかけた。


「本は好き?どんな本読んでる?高校ではどんな小説習った?大学ではこんな授業があるよ。大学生活で不安なことある?女子大だけど、あたしの周りでは、特に陰険ないじめとかきいたことないよ」


そんな感じで会話してると、JKはいろいろ話してくれる。


ある程度話終えたら、隣の会議室で行われてる大学講師との個人面談室に通してあげる。


やっぱり、授業に立つ先生の方があたしたちなんかよりずっといい答えをくれると思う。


それに、一般入試は別として、AOや指定校推薦の場合、面接は先生がやるんだから、ここで前もって顔を覚えてもらったほうがその子のためにもなる。



えーと、今回面談担当してる先生は誰だろう。


JK引き連れて、隣の会議室の扉をノックする。


「失礼します」


「はーい」


間延びした声。

扉を開けると、目をこすりながら大あくびしてる大旦那がいた。


おい、寝るなよ。

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