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あたしはできる子よ!

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ってことで、資料室に到着して早々、大河原と鉢合わせる。


「月川さん、今来たの?もう渡辺さんは来てるのよ。普通ね、後輩は先輩よりも先に来て準備をするものよ。本当に、女性だったらそれくらい気遣いなさい」


……まじ最悪。

帰りたい。


ってか、お前は椅子に座って足組んでぼぉっとしてるだけかよ。


「月川さん、返事は」


「……はい」


我慢……我慢……我慢……!

これは仕事これは仕事これは仕事!!


図書館の頭イかれた利用客にだって堪えたんだから、こんな差別主義者に堪えられないわけない。


大丈夫、あたしはできる子よ!


そう言い聞かせながら、展示用に机の上に配布資料と歴代の卒業論文などを並べていく。


「月川さん、もう少しさっさとなさい。そんな遅い動きじゃ、日が暮れるわ」


……無理かもしれない。

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