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あたしに、その罪悪を教えてくださいませんか

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……うん、気のせいだな。


「あたしは、夏目漱石のこころに出てくる先生が好きです。ちょっと自分勝手ですけど、最後まで奥さんのことを愛されてましたから」


妻には真相を告げず、死んだように生き続け、そして乃木希典大将の殉死をきっかけに、明治の精神と共に自殺をしてしまう先生。


あたしとしては、あの先生のミステリアスな性格とか、妻のことは愛してるけど愛しきれない切ないところとかがたまらなく愛おしく思えてしまった。


ーー恋は罪悪ですよ、わかっているのですか。


この先生の台詞が、たまんない。



ーーあたしに、その罪悪を教えてくださいませんか。


あたし、読みながら心の中で何度となくこう呟いた。


でも、ここまで語るとさすがにやばい人だからやめとこう。


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