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ハヤシライスうめえ

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「ところで、なんで先生はあの図書館に?」


あたし、早速注文して運ばれてきたハヤシライスを一口。


そんな暇じゃないだろうから、ストーカーとかではないと思うけど。


「最近ここら辺に引っ越したんです。ここにくる前は出身大学で教えてたんですけど、佐々木先生の推薦でこっちにきました。元々、実家は都心の方だから、戻ってきたって言った方がいいですね」


宗旦狐は和風ハンバーグ定食についてる味噌汁に口をつける。


さっきちょっと味噌汁の具を見たら、油揚げ入ってた。



「なんでわざわざ関西まで出たんです?」


佐々木先生と柳原先生は、関西方面出身で、関西の大学を出たって聞いたことがある。

だったら二人の後輩であるこの人も同じ大学を出たはず。


ここら辺はほぼ都心部だ。

大学ならそこらじゅうにある。

なのに、なぜわざわざ関西まで出たのか。


宗旦狐は、少し目を伏せてこう言った。


「家を出たかったんです」


はあ、なかなかわけありそう。



ハヤシライスうめえ。


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