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▼おおだんな の ようす が おかしい

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「喉が痛そうだと花村さんから伺ったので、果物ではなくゼリーを買ってきました。よかったら召し上がってください」


と、巧さんが思い出したかのように紙袋を渡してきた。


え、花村?

なんだ、もう連絡取り合ってんの?

さすがだなー。


てか、ゼリー!

そうなの、まだ喉が痛くて病院食も固体じゃない液体状のものなんだけど、ほんとなに食べてんのかわかんなくて萎えてたとこ!


『病院食で強制ダイエットさせられるところでした。まじで感謝します』


と、紙袋抱えて端末見せる。

大旦那は吹き出した。


『ところで、朝倉先生はどうですか?連絡しても返事が来なくて心配してるんですけど』


それに、大旦那は宗旦狐と仲直りしたんだろうか。

柳原先生、大旦那のこと叱るって言ってたけど。


「元気だよ。少し火傷は負ったみたいだけど、軽傷で済んだみたい」


そう、なんだ。

なんだ……なら、よかった。


と、大旦那が巧さんに目配せする。


「美月、少し外に出てよう」


「え?なんで」


「いいから」


そう言って、巧さんは美月ちゃんを連れて病室を出て行った。


「月川さん、ちょっと聞いて欲しいことがあるんだ」


……ん?

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