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審神者業に勤しんでた

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「で、その足でネットカフェ行ったわけ?」


「いえす。一時間くらい審神者業に勤しんでた」


「とうらぶね」


「さすが佐々木先生。よく通じましたね!」


「伊達に何十年もここで講師やってないから」


あたし、笑顔でお弁当の卵焼きを頬張る。

今日の卵焼き、ちょっと辛い。



お昼休み。

大学はようやく夏休みが明けて、十号館も人の気配が感じられるようになった。


にも関わらず、大旦那は研究室で未だ夏休みの宿題のように論文の締切に追われてた。


それでも、顔は迷惑そうにしながら研究室に突撃してきたあたしの昨日の話を聞いてくれる。

よく人の話聞きながら論文書けるなあ。

あたしなら追い出すけど。


「その論文、いつまでなんですか」


「明後日」


「いつから始めたの」


「……三日前」


「小学生でも提出一週間前には夏休みの宿題始めると思うよ」


「だってやりたくなかったんだもん」


だもんじゃねえ、だもんじゃ。


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