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ぐえっ

209


「あのさ、もしかして男できた?」


飲み込みかけたパンが変なとこ入った。

ぐえっとか言いながらむせる。


「できてないから」


「うちの目を見て言えるか?」


「いません。できません」


「じゃあ、さっきスマホで誰と連絡取ってた?」


「ありゃ大学の先生と業務連絡みたいな……」


「ほう、相手は大学の先生か。もしや、あの女物の香水に詳しい例の?」


……なぜわかる。

こいつ超能力者かなんかか?


「さっきのやりとり見せてよ」


「ほんとにただの業務連絡だってば」


「それはうちが判断する」


ああ、もう。

言っても聞かないんだから。


あたしは渋々、宗旦狐とのさっきのやりとりを見せた。


花村、眉間にしわ寄せてそれを凝視する。

そして、その顔のまま視線をあたしに移した。


「これ、業務連絡じゃねえよ。てかいろいろ突っ込みたい。弟(多分)ってなに」


「待って説明する」


……って言っても、一体どこから話せばいいんだ。

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