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すっかり秋の装い

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ーー次の日。


お昼頃に、平塚駅で待ち合わせしてた花村と合流した。

相変わらずおしゃれ。

女子力が眩しい。


「お待たせー。やっぱうちからここまでは地味に遠いわ」


と、花村。


「お疲れ。んじゃ、駅からちょっと遠いから、バスで行こう」


「おーう」


ってことで、バス停に移動。

新しくできたばっかりだからか、やっぱりバス停にはそれなりの人が並んでた。


それにしても、ことごとくバス停に並んでる女の人の服の色が秋色だなあ。

ブラウンにボルドーにマスタードにネイビーにカーキ。


隣にいる花村も、ブラックのワンピースにボルドーのショートブーツって格好してる。

格好と黒髪との相乗効果でやけに大人っぽい雰囲気が漂ってた。


「なに?」


あたしの視線に気づいた花村が訝しげな顔する。


「いや、その服似合うなって」


「ああ、うちの新作なの。社割で安く買えちゃった」


花村の働いてる店は、それなりのブランド服屋だ。

安くって言ってもあたしが着てるような庶民派の服屋の服とは、きっと比べものにならんだろう。


花村をちょっと見習いたいけど、いかんせんサイズがな……。


「あたしでも入るような大きいサイズの服も置いてよ」


「うちが社長になったらね」


……いつになることやら。

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