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和服が好き

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「ところで、当日は朝倉先生も和装なんですか?」


散々三人に笑われたあと、ふと思いついて未だ息を上がらせてる宗旦狐に問う。


茶道部の茶話会では、確か部員はみんな和装だった。

在学中茶道部だった友達によると、なんでも、茶道部員たちは着付け教室の先生に依頼して、一年生のうちにみんなで習いに行くらしい。

だから、みんな着付けはできるみたいだった。


あたしの母の実家が元呉服屋だったから、和装とか見るの好きなんだよねー。


期待も込めて、宗旦狐の返答を待った。


「多分、俺は私服になると思います。和服が手元にないんで」


「……そうなんですか」


ちょっと残念。


「月川さん、お母さんの実家が元呉服屋さんとかで、和服男子が好きだとか言ってなかった?」


と、柳原先生がいらないことを言う。


いや、あたしが好きなのは和服男子じゃなくて、和服だから。

そう訂正する前に、宗旦狐が即座に口を開く。


「なんとか用意します」


「お兄ちゃんの和服姿見るの初めて!いっぱい写真撮ろうね!!」


美月ちゃんは、今から楽しみで待ちきれないらしく、目をきらっきらと輝かせながら興奮気味にこう言う。


……美月ちゃん嬉しそうだし、まあいっか。

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