表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
189/416

こいつ、からかってんな

189


「二つ、お見合いを断る方法があります」


と、宗旦狐。

なになに?


「一つは、俺の家に居座る」


「ないです」


なにこいつ真顔でありえないこと言ってんの?


「否定するの早くないですか」


「一つめは絶対ありえません。二つめは?」


宗旦狐、肩をすくめる。


「二つめは、既に彼氏がいると親に公表する」


「……彼氏?どこにいるんですか、そんな人?」


「なるみさん、俺の心折るの得意ですね」


いや、だって、あたしは宗旦狐と付き合ってないし。

……もしかして、宗旦狐はもう付き合ってると思ってた?


「えっ、あたしたちって付き合ってんですか!?」


「なるみさんが首を縦に振ってくれるなら、今からでも婚姻届取りに行きます」


宗旦狐は嬉々としてそんなことを言う。


あ、こいつ、からかってんな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ