表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
173/416

だめだ、こりゃ

173


「月川さん」


あたしは階段を降りようとしたところで、大旦那に声をかけられた。


物凄く、深刻そうな顔してる。


「このあと、……しだけ……ある?ちょっと……たい……が……けど」


あれ?

大旦那の言葉、聞き取れない。



ーーどうしよう。

また、視界が揺らぐ。


そう思った時には、足に力が入らなくなってた。


「月川さん!」


あたし、なんとか手すりに掴まって階段からの落下を回避する。


うう、気持ち悪い。


「ちょっと……空き教室借りていいですか」


だめだ、こりゃ。

ほんとは横になりたいけど、保健センターはここから遠いし、今日は土曜だから開いてるかもわからない。


きっと、大人しくしてればまた直ぐ治るはず。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ