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大丈夫です

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ホテルに泊まるのもタダじゃない。


あたしは恥を忍んで家に帰り、父母が仕事から帰る前に夕飯と弁当を作って風呂入って部屋に引きこもった。


妹はあれやこれやとしつこく聞いてきたので、めんどくさくなって全て無視してる。


本当に、なにもかもがめんどくさい。


あたしは旦那を抱えながら、端末で単発バイトを探す。


『履歴書不要。登録制単発バイト』


お、なになに?

ティッシュ配りの登録制単発バイトか。

明日ちょうど休みだし、ちょっと行ってみようかな。


あたしは早速、そこに応募して履歴書を書いた。



書き終えた頃、再び端末を見ると、宗旦狐から連絡が入ってる。



朝倉宗辰:こんばんは。俺が帰る頃には不審者らしき男はいませんでしたが、無事に帰れましたか?



なんでこいつは、一番連絡してほしくない時に連絡してくるんだろう。



大丈夫です。



あたしはこれだけ打って、宗旦狐に送信した。



……あたしは、大丈夫だ。

これくらいのこと、一人でだってなんとかできる。

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