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無愛想な奴だ

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「誰がおじさんだ?」


と、開けっ放しにしてた資料室の入り口から不機嫌そうに入ってくる大旦那。


それから、もう一人。

同い年か、一つ二つ年上の若い男だった。


「パパと兄貴まで……」


美月ちゃん、あからさまに嫌そうな顔した。


兄貴ってことは、大旦那の長男か。

ひえー、宗旦狐より背が高い。

どっかのファッション雑誌にでも出てそうな顔してやがる。


「巧くんも来たんだね」


と、宗旦狐。


「……今日は仕事が早く終わったので」


うわ、大旦那そっくりの渋めな声。

というか、宗旦狐に対して敵意剥き出し。


「月川さん、これうちの長男の巧」


「はじめまして。月川なるみです」


軽く会釈すると、巧さんも無言で軽く会釈した。

無愛想な奴だ。


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