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結論、可愛ければなんでもいい

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「だって、もしかしたら突然二度と会えなくなっちゃうかもしれないんですよ!?そうなってから後悔したって、遅いんですよ!?」


お、おう。

どうした、なんでそんな急に熱くなった?


「そうね、いつかね」


「いつかじゃ遅いです!早いうちに、ちゃんと会っておいた方がいいですよ!」


「……はい」


そこまで言うと、美月ちゃんは満足したように頷いた。


それからは、学校のこととか大旦那のこととか色々楽しそうに話してくれた。

なぜ、こんなにも突然心を開いてくれるようになったのかわからないくらい、明るく話してくれる。


まあ、いっか。

可愛いし。


結局、美月ちゃんは勤務終了の十七時まで資料室にいた。

お出迎えは、大旦那。


「いたいた。月川さん、うちのがごめんね」


「いえ、いろいろお話しできて楽しかったですよ」


「なに、悪口?僕の悪口?」


「ノーコメント」


そんなやりとりの後、親子は笑顔で帰ってった。

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