表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/416

あーくそ、負けた

124


それからは、美月ちゃんの一人舞台が開演された。

美月ちゃんによる美月ちゃんのための独白。


「美月、パパとママが離婚してから、凄く寂しかったんです。パパがいない家って、こんなに寂しいんだって思いました」


「はあ」


あたし、曖昧に返事しながら端末アプリでザバゲーする。


にしても、こいつめちゃくちゃ硬い。

機関銃の弾、マシュマロかよ。

あ、いもってんじゃねえぞごら、出てこいや。


「お兄ちゃんは、そんな美月の気持ちをわかってくれて、毎日メールしてくれました。でも、お兄ちゃんが社会人になってからは、全然メールの返事来なくなっちゃって。美月、パパもお兄ちゃんもいなくて、ひとりぼっちで……」


「へえ」


あーくそ、負けた。

機関銃とマシンガンの弾強化しねえとだなあ。


「あの、聞いてます?」


美月ちゃん、すすり泣きながら聞いてくる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ