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絶対思ったわ

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あたしは、別に宗旦狐に車に乗せてくれなんて言った覚えはない。

でも、こんなこと言ったら、多分美月ちゃんはまた傷つくんだろう。


お兄ちゃんが、こんなデブスのために自分から迎えに行ったなんて……とかなんとか。


めんどくせえなあ。

美月ちゃん、あんた可愛いけどめんどくせえよ。


そこらへん、大旦那譲りだわ。

あの人も、飲むと大概めんどくさい。


「この間の土曜は、たまたま図書館に寄った先生とばったり会ったから送ってもらっただけ。そんなしょっちゅう送ってもらったりしないよ」


「じゃあ、なるみさんはお兄ちゃんのこと、好きってわけじゃないんですね?」


だあかあらあもおおおおおおお!!

この子は!!


「あのさ、じゃあ教えて欲しいんだけども、好きってどういうことを好きっていうの?人間を好きになるってなに?どういうこと?焼肉が好きとか、そういうこと?たまにめっちゃ食べたくなる料理的な?」


美月ちゃん、あたしが問い詰めると、少し怪訝な顔した。


あ、今、美月ちゃん、こいつ女子高生相手になに聞いてんのって思ったわ。

絶対思ったわ。


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