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エンジェルスマイル

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結局、美月ちゃんは宗旦狐と約束して満足できたらしく、それ以上なにも言わなかった。


「月川さん、ごめんね。お邪魔しました」


「また来ますね!」


そう言って、佐々木親子は帰ってった。


再び宗旦狐と二人となったとき、なぜか物凄く気まずい空気が流れていた。


「すみませんでした」


と、宗旦狐が謝罪する。

なんに対しての謝罪なんだろう。


「あの子の両親は共働きで、なにかと忙しい人たちだったんで、俺が大学の夏休みの間、アルバイトとして毎年親代わりに面倒を見てたんです」


えー、なにそれ天職なんですけどー。


「明後日は、用事ができたと言って断ります」


……は?


「なんで約束しておいてそんなことできんですか!?美月ちゃんのあのエンジェルスマイル見なかったんですか!?」


宗旦狐、目を丸くしてあたしの顔を凝視。


「……は?」


「は?じゃないです。あたし、約束守らない大人って最低だと思ってますから。とにかく、明後日はちゃんと約束どおり、美月ちゃんとお出かけしてあげてください!」


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