49話目
打ち切りが決まった漫画のキャラクター達のお話
「良いか、宿を間違えるなといったが、それは、言葉そのままの意味ではなく、未亡人に近づくなという意味だったのだぞ。」
続くのかよ。
「だのにお前という奴は…。」
2週続けて怒られ続ける主人公って有りなのかね?
「しかし、当てが外れたようだな。この作者の力量では複数の女性キャラクターを描き分けるのは不可能。よってハーレムルートに入らないのだよ。」
「…なら良いじゃん。」
流石に延々と怒られ続ければ嫌気も差してくるわけで。
「馬鹿者。良いか。結果というのは地面から突然生えてくるわけでも、空から降ってくるわけでもない。原因があり、過程を通って、結果にたどり着くのだ。結果だけ見て良かった悪かったを論ずるのは馬鹿のやることだ。原因と結果を正しく把握しなければ、いまだに人類は日照りの度に同胞を殺さなければならなかったのだぞ。」
うぬ、確かにそれは一理あるかも知れない。だけど…。
「だけど…、別に俺はハーレムルートに入ったところで困るわけじゃないし…、むしろこの漫画が生き残るにはハーレムルードに入って読者数を稼いだ方が良いんじゃないか?」
あれ?辺りが暗くなるぞ?今のはド直球の正論だったような気がするんだけど?反論は聞けないの?
とりあえずまた来週。
花粉症がきつい