表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

45話目

祐一は大百足に80のダメージをあたえた。

大百足は倒れ、祐一は120の経験値を得た。

アレフは120の経験値を得た。

ルカは120の経験値を得た。

美穂は120の経験値を得た。

80Gを得た。

祐一はレベルがあがった。HPが8上がった、MPが3上がった、力が4上がった、知力が2上がった、防御力が3上がった、抵抗力が2上がった、素早さが3上がった、運が2上がった。

「おかしいだろこれ。」

俺は思わず声を上げた。

「どー考えてもおかしいだろ。」

あまりに腑に落ちないので思わず2回も言ってしまった。

「なんだよ、大百足に80のダメージって。この世界は漫画の世界だろ。ゲームじゃないのに80のダメージを与えたとかいるか?いらないだろ。ぶっちゃけゲームの方だって最近ならな無くっても良い要素なんじゃないの、これ?それに漫画の中で力を数値化すると色々グダグダになるから嫌なんだよ。」

「仕方ないだろ。作者のファンタジーの引き出しの中に昔流行った超有名ゲームしか入ってないんだから。」

アレフが身も蓋もないことを言う。

「それに読者受けも良いのよ。慣れしんだ世界観だから頭を使わずに読めるからかしらね。」

愛されキャラ枠のはずの自称妹がさらっと毒を被せる。

「知らんのか?最近じゃゲーム部分が良く描けているってだけで売れたりするし、場合によってはオチのないゲーム日記の方が売れたりするんだぞ。馴染み深いというのは悪く言えば新鮮味がないとも言うが、良く言えば共感されやすいということでもあるからな。」

だとしても納得がいかない。

「まったく、男ってそういうとこダメよね。共感の重要性をわかってないっていうか。」

「まったくだ。」

ならば、ちょっとでも共感できる事を言ってくれません自称ヒロイン候補さん達?

ここで辺りが暗くなり始める。今週はこれで終わりか…。それにしてもやっぱり納得がいかない。

一番かわいい猫は、黒猫派です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ