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56話目

打ち切りが決まった漫画のキャラクター達がどうにか物語を延命させようとするお話

「ふふふ、ミスったわね。内田美穂。」

普段は仲が良さげな自称妹が自称ヒロインの失敗を嘲り笑う。

「3話目でお兄ちゃんにバラされちゃったけど、実は私は血のつながっていない妹。つまり、ヒロイン候補なのよ。」

実はも何も、そもそも隠し要素じゃなかったじゃん。と、心の中で突っ込む。

「料理は得意なのよ。パンツも出さない自称ヒロインに負けるものですか。と、いうわけで、まずはドラゴンを倒します。」

一応この世界でもドラゴンは上級モンスターなんだけど。

執念かね?

「各部位に切り分けて、ヨーグルトに1晩漬け込んだのがこちら。


玉葱を炒めたりせずに、人参、じゃが芋、処理に困っている野菜をみじん切りにしたものと一緒に煮込みます。


沸騰させたら火を止めて余熱で1時間、それを数回繰り返した後にカレー粉を投入。


ガラムマサラやコショウで味を調えて出来上がり。


どぉ?お兄ちゃん?惚れちゃう?」


「味は悪くないと思うよ。でも、異世界料理だって言う話なのに作るのが難しいヨーグルトとカレー粉を使うってどうだろう?後、変なトラウマや幸せ家族願望とか無いから美味しい料理が出来たところで惚れないよ。」


辺りが静まり返る。


そして辺りが暗くなる。

今週はここまでか。

どこぞの誰だか知らない自称妹だけどもうちょっと優しくしても良かったかな。なんて、考えているのはついに洗脳され始めたのか?

まー、良いや、また来週。

宝くじに当たりたい。

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