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第3話 契約しません??私と♪ですわ!

更新が遅れてすいません…。

「―で…お前は…悪魔で…オレを不幸にしにきたのか?」


悪魔と名乗るサン…なんとかなんとかがうなずく。

言っとくがオレは記憶力はあまりよくない。

小2のときに九九を覚えるのに1年かかったからな!


「そうなんですわっ!!しかも私はお嬢様なんですよ!!」


うん…大体話は分かった。

だが!!


「信じられるわけねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


は?悪魔??

お嬢様??


オレは普通の人間だ!

イノセンスを持ってねぇからアクマなんてしらねぇ。


むしろ悪魔なんて空想上の生き物だと思ってたからな!!

でも…天使はいて欲しいなぁ♪なんて…思っていたが!!


「信じなさい!!!!!!!!!!ですわ!!!!!!!!!」


おい…どんな言い方だよ。

何でもかんでも『ですわ!』をつけるな!


「ハァ…!?信じられねぇよ。悪魔ならなにかしてみろよ」


オレの好奇心でもある。


「分かりましたわ!!!!!!!!」


さっきからテンション高いな!


「じゃあ…キスしましょ??ですわ」


!?


「ゴホッ」


おっと…飲み込むはずの唾が気管に入っちまったじゃないか。


「何でキスすんだよ!!」


オレはこれでも…もてるほうなんだぞぃ!!!

オレのファーストキスがこんな奴に奪われるのか??


ヤダネッ。


「悪魔との契約はキスですわよ??ですわ」


今の…『ですわ』は無理があったような…。


っていうか…こんな場合じゃなーい!!!!!!!!!


「無理だから!」


好奇心はオレは強いほうだ…でもそれだけは耐えられないぜ!


っていうか好奇心はめちゃくちゃ強い。

昔(小2)に『人間って引かれたらどうなるのかなぁ』と思って車に突っ込んでいったことを今でも覚えてる。

…奇跡的に無傷ですんだが。


「なぜですの??ですわ」


「や…普通に考えて無理でしょう」


分かれ。


「キスしたら…そうなるか知りたくないんですか??ですわっ」


ズキッ!


オレの好奇心に矢が放たれた。

うっ…。

これはなかなか辛いぜ…。


「フフフフですわ」


不敵な笑みをこぼすサン。


こいつ…超可愛いな…。


「そうか…」


理性が勝つか、好奇心が勝つか…。

いい勝負だぜ。



―30分後


「決めました??ですわ」


うん…決めたぜ…。


「あー無理だから」


理性が勝った!

オレは思わずガッツポーズをする。


「な…なんですって!ですわ」


サンが立ち上がる。


「私は30分と10秒待ったのですよ!?」


何でそこまで数えてんだよ。


「いやでも…」


サンがオレに顔を近づける。


わぁ…綺麗な顔…。

ってオレ恋する乙女っぽくなってるじゃねーか!


「キスしてもらいますわ…」


はぁ!!??


「何でそうなるわけぇ!?」


「絶対契約さしてみますわ」


本気マジで…??

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