表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

ばあちゃんち(改)

誤字と、序詞 を直しました。内容は同じです。

俺はいつも腹を空かせていた。

ある冬の寒い日、いつものように、家の軒先を歩いていた。

こういう処は、雪が屋根からおちてこないから。


どこかに食べるものはないか。

俺は目をギラギラさせて探したが、雪しかない。雪を食べると

少しは空腹がまぎれるけど、後でひどい目にあうし。


そんな時、そのばあちゃんは、声をかけてくれた。


「おや、あんたは、お腹ばっかりでてるけど、他はガラガラだね。

もしかして、お腹すいてるかい?」


そういって、魚の皮を玄関先でくれたんだ。

やった。とりあえず、今日は飢え死にはしないかも。

しかも、軒先には、いい感じのダンボールがあるし、ここだと風もあたらない。

ちょっと休憩するには、いい場所だ。


寝床は、どっかの家の物置の下だ。

そこは、ここより狭くて暖かくて安心できる。


次の日、その魚の皮をくれたばあちゃんちに、よってみる、

ひょっとすると、何かもらえるかも。


すると、

「これ、カリカリだけど。食べるかい?」


今日は、一生分くらい、俺はついてる。俺はほぼ満腹になるまで食べる事が出来た。

でも、しばらくして、胸が悪くなって吐いてしまった。


くそ、もったいね~なんでだか、急にムカムカしたんだ。


食べ物をくれたばあちゃんは、俺の吐いたあとをみて、血相をかえ、

「チャトラちゃん、お腹に虫がいるわ。じいちゃん、車だして。

すぐ病院へ行く。動物病院のほうよ」


俺は、ばあちゃんにかかえられたのはいいが、ダンボールにいれられた。

恐かった。小さい時、こうやって 俺は母猫から離されすてられたんだ。

このばあちゃんにも捨てられるのか?いや、捨てる前にまだ拾われてなかった。


車という恐ろしい乗り物に乗せられたとおもったら、もっと怖い

建物についた。そこの中から 宿敵の犬のニオイもすれば、

おいしそうなネズミのニオイもする。

”助けてよ”って、同じ猫の声もする。


ここは、やばい!!


俺は必死になって逃げようとしたが、頑強な男に抑えられ、口をむりやり

あけられ、何か白いものを、投げ入れられた。

吐くにはけなかった くそ!。


地獄のような建物を出て、もどってくるころには、俺は、また吐き気がしてきた。

で、吐いたけど、そうしたら、前よりもスッキリ。

食べても、具合が悪くなる事もなくなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ