1話 転生って
天気が良いので散歩に行こう。
とある少年はそう思い立ち近くの森林公園に散歩に出かけた。
30分もたった頃、雨も降らないのに雷が鳴りだした。
「おっ雷かー」と気にもしなかった。むしろ見いっている。
何故なら雷でテンション上がる雷大好きっ子だった。アホの子である。
アホの子だが好きなものには詳しく雷に詳しかった為、「側撃雷あるし木から離れるかー」と帰ろうとしたが運が悪かったようだ。
ピカッ!!!
「がっ!」
光った時には雷に撃たれていた。
衝撃音が遅れてやって来たようだが少年の意識は消えていた。
「うーん…」
「何が何やら…」
目の前には人魂のようなものが行列を成していた。
というか自分もその一部だった。
雷に撃たれて死んだようで、輪廻転生待ちということを理解させられた。
「魂の浄化で漸く転生なのか。先は長いなー。よし、寝ようzzz」
寝てる間に列から外れてしまったが気付かず寝ている。
(転生したら雷魔法とか使えないかなぁ。ドラゴンとかいるかな?竜騎士とか憧れるなー)とか夢見ているようだ。
列に並んで無いので転生順が回ってこない。気付かず寝続けること数十年。
ほったらかしのままであった。
ある時、転生の案内人に発見されるも
「あれっ!何だコイツ!邪魔だな。ていっ!」
ボフッ!!と音を立てて蹴っ飛ばされた。
「ぐぇっ!なっ何だ」
ひゅーー
少年の魂は飛んでいき数ある世界の一つに飛んでいった。
「あっ人魂じゃん。やっべーー。よし見なかったことにしよう。」
案内人は今回もドジったようだ。何を隠そうこの案内人、定期的にドジっているので既に何人も手順を飛ばして転生させてしまっているのである。
「ぐあぁーーーーーー」
少年の魂は世界を渡る際に浄化されていなかったので記憶を持ったままだった。通常は記憶が消されている為問題無いのだが記憶を持ったままのため強い負荷が掛かったのだ。
これにより無事?にイレギュラーな転生をすることになった。




