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序章

 多少、暴力的表現、性的表現、グロテスクな表現が含まれる小説です。

苦手な方はご遠慮ください。

MYSTERY DETECTIVE STORY

                  作 天川 閃人

序章


充天殺じゅうてんあやめは警察官採用試験を無事合格し、この春から、警察学校へ

入校する筈だった。しかし、面接の際言った、

「わたし、霊感があるんですよね」

 の一言と彼女の家柄から、存在すら怪しい、霊務省配属となって

しまった。彼女の家は古くからある神社で、殺は中学、高校と巫女のバイトもしていた。ついてない。まったくついていない。刑事ドラマに憧れて、派手な立ち回りを演じる為に警察官になるはずだった、殺にとって、最悪の展開である。配属されることになったのは霊務省第一探偵局。国の機関に探偵なんて聞いた事がない。まあ、その理由は後々、明らかになってゆくが。殺はなにをするかも聞かされぬまま、都内のあるビルの13階に呼び出されていた。特になんの変哲もないビルだ。殺はビルの中へ入り、エレベーターに乗った。そして、エレベーターが13階につき扉が開く。降りて、すぐの所に『喜怒探偵事務所』という看板が掲げてある、部屋があった。

「喜怒探偵事務所……ここね」

 確認すると殺は恐る恐る中へ入った。すると中には誰もいなかった。しかし、声だけする。だれかのひそひそ話だ。

(やだっ、霊かしら)

 殺がそう思いながら、

「すいませーん、今日からお世話になることになっている充天殺ですが、どなたかいらっしゃいませんかー」

 と言うと、どこからともなく声がする。

「おい、お前、怖くないのか?」

もの凄くしらけた雰囲気の声だった。

「どうせ、そこらへんの三流の霊でしょ、怖くもなんともないわ」 と殺が言うと、霊は言った。

「つまらん、やめ!」

 すると、次々と何もないところから、人が現れた。逆にそっちの方に驚いてしまった殺は、

「なんですか、あなたたち!」

 と動揺した様子で言った。

「新参者がえらい言いようだな、おい詩音ちゃん、みんなの紹介たのむ」

 と無精髭を生やした男が言うと、綺麗な女の人が、紹介を始めた。「わたしは、琴音詩音ことねしおん、第一探偵局の事務をやっています、そしてそっちの、若い方の男の人が貝柱充かいばしらみつる、探偵です。そして無精髭を生やしたあの人が、わが探偵事務所のドン、喜怒哀二郎きどあいじろうです」

殺は、

「あの?なんでいきなり現れたんですか?そこには確かに誰もいなかったのに」

 と不思議そうに言った。すると貝柱が、

「それは、この透明マントを使ったからさ。これは纏ったものを透明に変えてしまうんだ」

 と説明した。そして、喜怒がデスクに座ると、

「充天、お前なかなかの霊力を持っているな、せいぜい頑張れよ」 と言った。殺は、疑問をぶつけた。

「第一探偵局ってなにをするところなんですか?」

 喜怒は言った、

「警察でも扱えないような、やばめの事件を調査、解決するところだ」

 と。殺は息を呑んだ。続けて喜怒は、

「やばめ、っていうのはいろんな意味がある。怪奇殺人、怪奇失踪、怪奇傷害、頭に怪奇がつくもの全部が俺達の仕事だ」

 と言った。そして、喜怒は、ベレッタという拳銃を引き出しから取り出すと、デスクの上に置いて、こう言った。

「お前の拳銃だ、これじゃあ対処しきれん場合もあるが、まあ助けになるだろう」

 殺は、対処しきれん場合?と首をかしげつつ、初めて見る本物の

拳銃をキラキラした目で見つめている。喜怒は、

「それと、探偵バッチと、探偵手帳だ、ほかにも渡したいアイテムは多々あるが今はそれだけだ」

 と言った。なにやら面白くなってきた。警察よりもこっちの方が面白そうだ。俄然やる気が沸いてきた殺は、

「それで、今調査中の事件はなんですか?」

 と聞いた。喜怒は髪を掻きながら、

「喰眼鬼事件だ」

 と答えた。

 これから、がんばって更新します。よろしくお願いします。

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