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ガリオとビリビリバーの大冒険

作者: セキトヴァの子
掲載日:2026/05/10

うちの子が書いた昔話風、現代童話です。

広い心でお読みいただけるようお願いいたします。

あるところに、ガリオ と ビリビリバー がいました。


「どこか遠くへ冒険に行きたいのう」

「まあ、今年はひまだしなー」


そう話していると、空からふしぎな地図がひらひら落ちてきました。

地図にはこう書いてありました。


『せかいじゅうにちらばった “でんせつのピカピカ石” を集めよ!』


「これは行くしかない!」二人は元気いっぱい出発しました。


まずはアメリカに住んでいる、ション・F・ボンデーの家に行きました。

ピンポーン。

すると中から、「RH@W#SZのYAァァァ!」という声だけが聞こえてきました。


「何を言っとるのか、さっぱりわからん」

「たぶん忙しいんじゃろう」

しかたなく、二人は次の国へ向かいました。


今度はシンガポールに住んでいるチェンジャッカルンの家です。

ピンポーン。

ピンポーン。


……でも、誰も出てきません。

気になって窓をのぞくと、家の中はもぬけのからっぽ。

机の上には、半分食べかけの肉まんだけが置いてありました。


「急いで出かけたんかな?」

「肉まんだけ置いていくとは大事件じゃ」


そのあと二人は、南極と北極の両方へ行ってみました。

ですが――

「さむすぎるーー!!」

「ヒゲまで凍るわ!!」

あまりの寒さに、三秒で帰りました。


つかれた二人はぐっすり眠り、

朝起きると、なぜか大量のクッキーが完成していました。


「これを売れば大金持ちじゃ!」

「名づけて“そえてまとめたクッキー”!」


しかし、道ゆく人はみんな首をかしげます。

「名前がよくわからない」

「あと少しかたい」


結局、一枚しか売れませんでした。

「もう一度、冒険に出るしかない!」

「次はアイスランドじゃー!」


二人が雪の中を歩いていると、遠くでピカピカ光るものを見つけました。

「あっ! でんせつのピカピカ石か!?」

「いや、あれは……」


近づいてみると、それは巨大な冷蔵庫でした。

しかもしゃべります。

「ワタシハ、コオリノ王様、レイゾーン3世ダ」


「冷蔵庫がしゃべったーー!!」

「しかも強そう!」


レイゾーン3世は言いました。

「ワタシニ勝テバ、ピカピカ石ヲヤロウ」


ガリオとビリビリバーは、クッキー投げ大会で勝負することになりました。


ガリオが投げる!

ビリビリバーが投げる!

レイゾーン3世は口でキャッチする!


しかし最後に、

かたすぎるクッキーが冷蔵庫にスポーン!


ガコン!!

「アーーー!! 歯ガーー!!」


レイゾーン3世はびっくりして負けを認め、

ついに “でんせつのピカピカ石” をくれました。


「やったー!!」

「でもこれ、何に使うんじゃ?」


すると石がまぶしく光り、空から声が聞こえました。


『ここまで読んでくれてありがとう』


「終わりかーーい!!」


こうして、ガリオとビリビリバーの大冒険は、

たぶんまだまだ続くのでした。

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