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高架下の異世界協奏曲-ヨソモノコンチェルト-  作者: 櫻本榮真
第一章「夢のつづき」
2/5

天界か地獄かはたまた別の世界か

私がアンナが転移する際の情景として構想段階からこだわった部分です。まだまだ表現は未熟かと思いますが、死してたどり着いた先が一体どこなのか、そしてそのアンナを姿を見た現地人の反応はどうだったのか。異世界ものでは、転生直後は一人というのが定番かもしれません。私はそこで転生直後から現地人が異世界を誘うという形を描いてみました。アンナが目を覚ました場所は私たちの現実世界とは似て非なる北海道。なぜそのような場所に転移したのか、想像しながら読んでいただけたら嬉しいです。

 身体中が熱くて痛い。

 それでいてものすごく冷たい。

 水の中に浮いているような感覚。


(私死んじゃったんだよね・・・)


 なにも見えない。

 でもとても眩しい。

 近くからは激しい水の音も聞こえる。


(死んじゃうと、こんなかんじなのかな・・・)


 身体の感覚はなんとなくある気がするけれど、どこも動かすことができないみたい。

 

「ねぇ、誰か倒れてない?」

「あらあら、こんなところでお昼寝かしら?」

「マフラー?いや、羽衣じゃない?あれ」

「あらあら、天女様かしら?」

「羽衣の滝っていうくらいだからね、そうかもー

 ってそんなこと言ってる場合じゃないよ!

 助けなきゃ!」

「でも、とっても綺麗な寝姿・・・写真撮っておこうかしら」


 カシャ


(天女様? 助ける? だれ?)


「おーい大丈夫ですかー?」

「滝の上から落ちたのかしら?」

「いや、さすがに死んじゃうんじゃない?

 ・・・こんなところで寝ていたら風邪ひいちゃいますよー」


(もしかして死んじゃうって私のこと? もう死んでるみたいなのだけれど・・・)


「意識ないみたいだね。それにしても変わった格好・・・」

「外国からいらっしゃったのかしら?とっても綺麗なお顔立ちだわ」

「外傷はなさそうだけど・・・とりあえず、宿まで運ぼうよ」

「そうね、温泉に入ったらきっと元気になるわ」

「呑気なこと言ってないで、はやくそっち持って!」

「はぁい」


(意識? 格好? 外国? 温泉? いったい何を言っているのかしら?)


「軽っ!華奢だねーこの人」

「でも、ついてるところにはちゃんとついてるみたいよ?

 スタイル良いのねー」

「どこ見てんの!他に見るとこあるでしょう!

 っていうかこの人荷物とかないの?そのへんにない?」

「剣?みたいなものが落ちてるけど、この方の持ち物かしら?」

「山の中で山菜取りでもしてたのかぁ?熊に合わなくてよかったよ。

 でも、剣しか持ってないってことは身元を確認できるものはないんだね。

 ホントこの人どっから来たんだろう?」

「あらあら、本当に天女様かもしれないわねぇ」

「天女様って剣なんて持ってるかなぁ・・・?」


(だれかが私を抱えてる? この声のひとたちが?

 とりあえず身体中痛いので優しくしてください・・・)


 私は神格魔法をまともに受けて死んだはず。ということは、これは死後の世界にでも来たということなのだろうか?身体中痛いけれど、なんとなく感覚はある。目は開かないけど光は感じる。音もはっきり聞き取れる。誰かに抱えられているみたいだけど、なんだかとても心地よいのは気のせいだろうか。いろいろ考えてみるけど、もうこれ以上考えを巡らせる気力はなかった。すぅっと意識が薄まっていくのを感じる。なんだか赤子にでも戻ったかのような感覚。夢でもみているのだろうか・・・



 ふと目が覚めると、目が見えていることに気がついた。

 ここはどこだろう?知らない天井だ。

「あ、目が覚めたみたいだよ」

「おはよう、天女様」

「D…Dove ci troviamo?」

「わ!やっぱり外国の人だった!

 なんて言ってるんだろう?」

「なんだかイタリア語に似ているような気がするわね・・・」

「あんたイタリア語なんて話せた?」

「ううん。何となくよ、なんとなく」


(イタリアゴってなに? 人界語が通じていない? まさかここは魔界?)


「ぼ、ぼんじょるのー」

「あらあら、それはフランス語ね」

「そっか、んじゃこれは?

 あるこばれぇーのー」

「あらあら、この前観た映画のタイトルね。確かにあれはイタリア映画だったわ」

「arcobaleno!?」

「あ、通じたっぽい」


(人界語が通じないのに上位精霊契約者(アルコバレーノを知っている?一体何者?)


「記憶を失っているって感じかなぁ?

 捜索願が出てるわけでもないみたいだし・・・どうしよう」

「天女様、お名前を教えていただけるかしら?」

「Anna Sforzia…」

「アンナスふぉ・・・」

「貴女はアンナさんと言うのね!」

「ていうかさ、こっちの言うことは聞き取れてるんじゃね?」

「あらあら・・・」


(確かに。この人たちの言うことは理解できる。

 でも私の発する言葉は理解されていない?どういうこと?)


『賢い貴女ならできるはずよ。さぁ思ったことを日本語で伝えてみてごらんなさい』


 頭の中に言葉が響いてきた。どこかで聞いたことのある声。

 でも、それがどこの誰かは思い出せない。

 この人たちといい、頭の中に響く声といい、一体何がどうなっているのかさっぱりわからない。

 しかも『ニホンゴ』ってなんだろう?その言葉で話せば伝わるということなのだろうか。

 魔界の言葉は人界と似ていると聞いたことがある。『ニホンゴ』という言語を使う場所ということは、どうやら魔界ではないことだけは確かなようだ。きっと死後の世界は特殊な言葉が使われるんだろう。でも、なぜ私はその言葉を聞き取ることができるのかわからない。

 どうせ死んだんだ、なるようになれと思ったらおかしくなってきた。


「あ、笑った!」

「アンナさん、あなた何処から来たのかわかる?」

「ふ、フ・・・フランブリク帝国・・・から・・・来た・・・で・・・ゴザル」

「ぶっ」

「日本語できるのね!でも、フランブリク帝国?は聞いたことないわね・・・」

「ねぇアンナ、一人で来たの?」

「そ・・・それがしは・・・どこにいる・・・のでゴザリマショウカ」

「武士か!」

「ここは天人峡温泉よ、わかる?」

「テンニンキョウオンセン・・・オンセン・・・テルメ?」

 『オンセン』という言葉がテルメに相当するものだとなぜか理解できた。

「そうだよ!テルマエ○マエだよっ!私たち恐るべし平たい顔族!」

 テンションの高い女性の言葉を遮るように穏やかそうな女性が今の状況を説明する。

「私たち温泉入りに来ていたんだけど、お散歩がてら滝を見に行ったら、滝壺で倒れているアンナさんを見つけたのよ。

 そのフランブリク帝国から一人で来たのかしら?」

「ワタクシ、ひとりかわからないでゴザイマス。ここにどうやって来たのかも分からないでゴザル」

 そうだ、私は死んだのだ。この二人の女性は倒れている私をここまで運んでくれたようだけど、天使様なのだろうか。

 そうだ、死後を誘う天使様に違いない。

「やっぱり記憶喪失なのかなぁ。でも大丈夫、温泉に入ればきっと治る!」

「あらあら、ここの温泉って記憶喪失にも効くのかしら?」

「知らないよ、でも温泉って何にでも効きそうじゃない?」

 この天使様たちはとても仲が良いようだ。この二人を見ていると、イリス先輩とエドワルドの事を思い出す。あの神格魔法を二人もまともに受けたはずだから、きっと無事では済まないだろう。上空から援護してくれていたマルティーナはどうしただろう。前線基地のお養父さまも気になる。きっと前線基地どころかフランブリクの街やお城も飲み込む規模だったに違いない。みんなが無事だったらいいのだけれど・・・。

「でもさ、いつまでもロビーを借りているわけにもいかないよね。」

「私たちの部屋に泊めてあげられないかしら?」

「それいいかも!帳場で聞いてくるよ、ちょっと待ってて!」

 ここは、どうやら建物の入り口らしい。ガラス扉の向こう側は外に繋がっているようだ。

 変わった雰囲気だが、天界の神殿なのだろう。

「アンナさん、どこか痛いところとかない?」

 身体の中が熱い、そしてあちこちが痛いのは先ほどから変わってはいない。

「身体中がとても痛いでゴザイマス」

「外傷はないようだったけれど、あちこち打ったのかしら?」

 この女性は心底心配してくれているようだ。

「ワタクシ、死にましたでゴザイマス。シカシ、気がつくと水の中にいたようでアリンス」

「あらあら、今度は花魁さんね。どこで日本語を覚えたのかしら?」

 死んだというキーワードはスルーされてしまった。しかし、死後の世界でも、この激しい痛みは残るのか。天界ならばもう少し融通をきかせてくれてもいいんじゃないだろうか。

「わかりませぬ。でも何となく聞き取れるでゴザイマス、天使様」

「あらあら私が天使に見えるの?嬉しいわ」

 どうも会話が成立していないような気もしなくもないが、それはきっと私の『ニホンゴ』がおかしいからに違いない。だって使ったことのない言語なのだから。そもそも違和感を感じつつも聞き取れること自体、不思議なことなのだが、私が知らない言語を話せてていることはもっと変な感覚だ。そんなことを考えていると、どこかへ行ったテンションの高い天使様が戻ってきた。

「オッケーもらってきたよー

 元々4人部屋だから、一人分追加で払えば問題ないってー」

「あらあら、それはありがたいわね。

 じゃあ、とりあえず温泉ね。

 アンナさん冷え切っているし、あたたまりましょう」

「アンナ、背中に乗って。温泉までおぶっていくよ」

 身体を動かすことができないのは、どうやら冷え切っているかららしい。確かに感覚はものすごく鈍い。それに身体中は痛みが走っているが、歩けないほどでもなさそうなのに、どうにも動けないのはそういうことなのだろう。

 テンションの高い天使様に連れられて、建物の奥に進むと大きな幕をぶら下げた入り口に辿りついた。中からは温かな空気が流れてくるのを感じる。ここがテルメの入り口らしい。

「アンナ、じゃあゆっくり温泉に浸かろう!

 服自分で脱げる?」

 私の身体は、どうやら服を脱ぐこともできない状態らしい。首を横に振った。

「おっけー、んじゃまずはこの鎧っぽいやつからだね。」

 人に服を脱がせてもらうなんて、一体いつ以来のことだろうか。

「少しお待ちクダサイマセ。ワタクシ水着を持ち合わせていないでゴザイマス」

「何言ってんの?水着なんていらないよ?」

 テルメに入るのに水着がいらない?どういうことだ?

「はい、じゃあ入ろう!」

 裸のまま奥の入り口に連れていかれる。ちょっと待って欲しい・・・と抵抗するにも身体が言うことを聞かないので、なすがままだ。

「おまちクダサイマセ。水着がないと殿方に肌を晒すことになるでゴザイマス」

「あらあら、混浴が良かったかしら?こんどは吹上温泉かしらね〜」

 次の扉を抜けると、そこは帝国のそれとは雰囲気がまるで違ったが、まさにテルメだ。

 しかし、入り口は他に無いようだ、今のところ男性の姿はないようだ。

「いきなりお湯に浸かると身体がびっくりしちゃうよね、とりあえず洗っとくかー」

 この天界では天使様がここまでご奉仕するのか。死者をもてなすにもほどがある。

(いやいや、天使様に身体を洗われるなんて恐れ多い!)

 しかし洗われているうちに、少し暖かさを感じるようになってきたのがわかる。

 少しずつ身体の感覚も戻ってきたようだ。うごかすこともできるようになってきた。

 それにしても、洗い場があるなんて天界のテルメは変わっている。

「アンナ、どう?まだ身体こわい?」

 身体が怖いとはどういう意味だろう?怖いという自覚はないけれど、怖がっているように見えるのだろうか。もしかしてあの神格魔法で呪いを受けてしまったのかもしれない。さすが天使様だ、そういったことまで見通せるなんて。

「いいえ、いまのところ大丈夫でゴザイマス。それより殿方がいらっしゃるマエニ・・・」

「あらあら、安心して。ここは女湯だから大丈夫よ」

「ココはテル・・・オンセンでゴザイマスヨネ。

 殿方もいらっしゃるのデハ?早く水着を着たいのでゴザイマスガ・・・」

「アンナの国は混浴だったのかなぁ?日本は一般的に男女別なんだよー」

 ニホン・・・天界を表す言葉だろうか。

 不思議な音の言葉。人界語にはない響きがとても不思議に感じる。

 それに、テルメの様式も大きく異なるし、天使様という存在がこんなに親切なのも不思議だ。

 天使様と言えば神々と人界の中間に位置する霊的な存在。

 ここにいらっしゃる天使様は背中に羽も持っていないし、これが真の姿なのだろうか?

 そういえば、天使様は私のことを天女様とか言っていたような?

 天女は、戦いの末死した者を天界へ導く存在・・・。

 死んだ私が死者を導くとは皮肉なものである。

「さ、お湯に浸かろっ」

 人界のテルメとはだいぶと異なり、こじんまりとしている。

 身体もだいぶ動くようになったので、テンションが高い天使様の手を借りつつお湯に足をつけると・・・・

「アツっっっ!!!!!」

 お湯、暑くてとてもじゃないが入浴するような温度ではない。

 こんなところに入っていたら身体が温まるどころか煮えてしまいそうだ。

 そうか、これは近寄ることすら許さない地獄の湯。

 地獄の湯に浸かることで、生前の罪を裁くための儀式なのだ。

 どうりでおかしいわけだ。勝手に天国と思い込んでいたが、ここは地獄。

 天使様かと思っていたこの二人組も実は悪魔なのだろう。

「あはははウケるっ」

「あらあら、もっとぬるいお湯がお好みかしら?」

 二人の悪魔がお湯に入っていく。

「慣れたらすごく気持ちいいよー」 

 気持ち良い?地獄の湯に入ることが気持ち良いだなんて、地獄の民はおかしな生き物だ。さすが悪魔といったところか。

「足先からゆっくりと身体を沈めるといいわ。

 肩まで浸かると極楽気分になれるわよ?」

 地獄なのに極楽とは滑稽なものである。しかし、二人とも本当に気持ちよさそうだ。よく見ると、地獄の湯というわりにはおどろおどろしい見た目でもない。ここでも、もうどうにでもなれという気持ちになった。

 足先から湯に入っていくと、やはり熱い。ただ、しばらくそのままにしていると熱さにも慣れてくる感じがする。両足をつけ、腰を下ろすと、足先を入れた時よりも熱さを感じる。しかし二人とも肩まで湯に浸かっていることだし、もうちょっとがんばってみることにした。

「熱いお風呂に慣れていないんだねぇ、本当に外国人さんだ」

「日本の温泉は特に温度が高いと聞いたことがあるわ。

 海外から来た人には熱く感じるみたいね。」

「この間十勝岳温泉でオーストラリアから来たって人と話したけどさ、

 慣れると外国人さんでも気持ちよくてハマるらしいよ」

 フランブリク帝国ではテルメは医療のひとつだ。傷を負った兵がテルメに入ることでそれを癒していたっけ。帝国では医療施設として認められているが、このテルメも罪を裁くためのものではなく、癒しを与えるものなのだろうか。気がつくと上半身まで湯に浸かっていた。

「どうですかな?天人峡温泉のお湯は」

「熱い・・・でゴザイマス」

「ここの効能にはね、美肌効果があるの。そして神経痛や筋肉痛、関節痛にも効くのよ。

 今のアンナさんにはぴったりだと思うわ」

「効能・・・デスカ。ここは地獄ではないのデスカ?」

「あらあら、地獄の湯なら別府温泉ね」

「アンナはさ、アタシたちを天使って言ってみたり、地獄って言ってみたり・・・

 もしかして滝から落ちて死んだとでも思ってるんじゃない?

 ここは死後の世界とか思ってたりしてー」

「違うのデスカ?」

「あらあら、天女様はそう簡単には死んだりしないわ、きっとね」

 天界でも地獄でもないどころか、死後の世界ではない?では、ここはどこだと言うのだろう?

 冷たいところで意識が戻りかけてからというもの、わからないことだらけだ。

 死んだはずなのに、私は一体どこにいるというのだろうか。

「滝から落ちた時にきっと頭でも打っちゃったんだね、それだったら混乱するのも無理はないかも。

 まぁ今はゆっくり温泉入って癒されときなよ」

「そうね、詳しいことは上がってからお食事でもしながらゆっくりお話ししましょう」

 地獄の悪魔が「癒されとけ」などと言うだろうか?

 天国でも地獄でも無い場所・・・まずはそういうことにしておこうか。

「ここの料理は美味だよぉ〜?アンナもきっと気にいると思う!」

「地産地消に拘った素敵なお料理が出てくるわ」

「チサンチショウ・・・」

 そういえば長い時間食べ物を口にしていなかったことを思い出す。最後に食べたのはいつだろう。

 召集がかかって宿舎を出たのが朝、そして前線基地に赴いて、その後出撃・・・そうか、前線基地で水は飲んだけど、食べ物は昨日の夕ご飯が最後だ。1日程度の時間経過ながら、その何倍にも感じるのは戦いという命をかけた時間だったからなのだろうか。

 そんなことを考えていると、急に目の前がぐわんと回りはじめた。そして、何かが込み上げてくるような、失われていくような感覚。意識も遠のいていく。

(そっか、やっぱりここは地獄だったんだ。私は裁かれるんだわ・・・)

「アンナ!大丈夫!?」

「しっかりしてアンナさん!

 はやく上がらないと!」

「また私が運ぶのかぁ〜」

 二人の声が遠くで聞こえる。天国だと思ったら地獄で、地獄だと思ったらそうじゃない・・・

 でもやっぱり地獄だった・・・のかもしれない。

(今度はどこに運ばれるのかしら・・・どうぞ好きにしてください)

こってり脂っこい冒頭部分だと思われた方もいらっしゃると思います。自分でもそう思います。ですが、たどり着いた場所が知らない世界だとするならば、どのような感覚になるのだろうか・・・そんなことを想像していると、転移後の冒頭というのは結構大切なのではないかと考えて、じっくりと描いてみました。異世界ものではその世界でのバタバタエピソードが楽しめるポイントであって、たどり着いた世界に落ち着くまでを描くというのはリズムを悪くするだけだと私自身思いますが、未知の場所にたどり着いた者が何をどう感じているのか、そこを描くことでアンナの性格や心理状態の基盤を見ていただけるのではないかと思いました。

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