文章を創造する四十八手第4手
4感情は不変であり、文章の不変を味わう
小さい頃読んだ「星の王子さま」を大人になって読むと表情がまるで違う。
理由は、簡単だ。感情は不変であり、いまのあなたの読み手と子供の頃のあなたでは、別人なのだ。そもそも脳内の記憶の伝達の仕組みを知れば、うなずける。
数週間、数ヶ月で人間の組織はすべて生まれ変わっているのだ。
受け継ぎ大切だと感じているところを記憶として残し、後は常に新しく変わり続けている。
死んでは生まれ変わり、死んでは生まれ変わることを生きている間と限らず行い続けているのだ。ニーチェもおなじことを述べている。
”もし、人間が何百年生きるようになったら、性格は不変であるという概念は無くなるだろう。”
歴史をまたぎ、現代に伝わる天才が言うのだから、感情は不変であり、文章の不変を味わえばいい。
文章も昨日と今日では全くの別人だ。
連載小説を書くと、キャラクターが成長や衰退をしてしまう。
長期連載の漫画のキャラクターなども長期に渡るうちに勢いが無くなる。キャラクターが固定化され、見失ってしまうのだ。
人間臭さがぬけて匂いだけ残る。
善悪ではなく、感情は不変であり、不変を味わえばキャラクターの味が出て楽しくなるだろう。
幼少期だったはずのキャラクターが青春期になる。文章も同じで感情は不変であり、不変を味わい綴れば良いのだ。
すれば、偉大なる成長を遂げるだろう。