予報4
〈前回までのあらすじです。
1 問題児組の人たち、全員の情報を入手
これぐらいしかないですらしょうがないですよね。〉
俺はファミレスに来ていた、榊原先生曰く
「成績が良ければ良いほど、ここの組からの脱出ができるよ。」
と言ったので俺は勉強に手を付けることにした。俺はこの高校に入った際にギリギリの判定で高校に入ったと言われた。だから今のままじゃこの組から脱出できないと踏んだのである。
〈カンニングという手段はなしにしてくださいよ。〉
当たり前だわ。
自は注文をするため、呼び出しをした。
「ご注文は決まり…」
「ちょっ。」
呼び出しに答えた人はまさかの尾崎涼であった、確かバイトをしていてこのクラスに落とされたとか。まだバイトやってるのか?
「君は確か、同じクラスの…。」
「そそそ、そうなんだけれどもね。黙ってくよ。黙っとく。うんうん、黙っとくから!」
俺はワンチャン口封じをしてくるのではないかと思い、必死に誤魔化した。
〈相手から殺意はありません。〉
うるせぇ、お前は黙っとれや。おんどりゃあ。
俺がアンナイと話していると涼はため息を付いた。
「まさか、同じクラスの人にまたバレるなんて思いもしなかった。」
ん、また?
「またってどういう…」
「それなら君の後ろを見てくれれば分かるから。」
俺は言われるがまま後ろを向くと1人の女子が勉強をしていた、確か真面目女子とも言わんばかりの感じの奴…伊藤真桜か。
「あれ?あなたはMr.空気と喋るマンじゃないの。」
なんだよ、Mr.空気と喋るマンって…どういうメーミングセンスしてるんだよ。
〈参考になります。〉
参考にしなくていいから、いらんからさ。
「勉強の邪魔しないでよね。」
「それはお互い様だろ?」
俺は真桜との話を終わらして涼に向き直った。
「温かいココアミルクを1つと…このチョコパフェを1つ。」
「分かりました、ご注文は以上ですか?」
「以上です。」
俺はどちらかというと甘党派である、特にココアミルク&パフェはいつもハッピーセットのごとく注文している。余った温かいココアミルクをチョコパフェにかけるのが上手すぎてパないんだよね!
〈ピンポンパンポーン、これはこのMr.空気と喋るマンの意見なので良い子の皆は鵜呑みにしたり試したりするのはなしでお願いいたします。自己責任になりますので。〉
注文した物が届き俺は勉強を初めてから10秒、即ココアミルクとチョコパフェに手をつけた。やはり温かいココアミルクは上手すぎる!でもこれは残しておくのが先決である。
ギュルギュルギュル
おっとその前に用を足さなきゃな、まさか食う前からこれとは…俺は体管理がまだまだ甘いな。
「トイレ行くの?まだここに来てからそこまで立ってないのに速くない?」
真桜が俺に突っ掛かってきた、めんどくさい野郎だ。アンナイみたいだぜ。
〈私はここまで高飛車ではございません。〉
「どっちもどっちだと思うよ~?」
俺は思わず声を出したことに言った瞬間に気付いた、しかも真桜の目の前であった。冷ややかな目で俺を見ているのが分かる。すんごく分かる。
俺は急ぎ足でトイレにありつけた。
真桜は目の前にあるクリームソーダを飲みながら、Mr.空気と喋るマンのことを危ない奴とメモっていた。そんな時であった。
パーンパーン!
「手をあげろや、こらっ!」
「おらっ!」
2人の男が入ってきて真桜は思わず見て隠れた、そしてテーブルの上に置いてあったフォークを手に取り奇襲をするため備えた。
〈今回の後書きは未公開ではないです…話の間が少ないからです。楽しみにしている方すみません(*´・ω・)
かといってなにもしないのは癪なので次回予告です。急に現れた銃持ちの男達。真桜の運命は、自はトイレを速く済ませることができるのか!ここから先どうなるのかお楽しみに。〉