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エッセイ

ちょっと昔話

作者: 猫大長老

当時スーパーでバイトしていた私は、いつものことながらパンツの存在を嫌っていた。私は基本ノーパンなのだ。


でもバイト中は我慢してパンツを履いていた。来る日も来る日も、何日も我慢して履き続けたのだ。


が、数日後の休憩の時間に我慢できずに脱いでカバンの中にいれてしまった。それが全ての始まりだった。


そこのスーパーでは昔従業員による万引きがあったらしく、帰りに持ち物検査をされるのだ。


(しまった........!どうすればいいんだ!!脱いだといえばバイト仲間になんて思われるか分からないし、脱いだものじゃないといえば万引き犯や下着泥棒になってしまうかもしれない)


そこで私は賭けに出た。どっちが勝つか。


「いいですか、警備員さん」


「?」


「宇宙は無から始まりました。無から出来た宇宙からまた地球が出来、我々が生まれた。

つまり、地球も我々も、無から生まれたのです。」


「はい」


「僕のカバンの中にパンツが生まれたことに何かおかしな点があるのですか?

もしあると言うのなら、無から生まれたと言われる宇宙、この世のすべてを否定していることになります!」


「どうなんですか!警備員さん!」


「バイト君」


ごくり


「君のカバンの中は「無」ではないだろう。

カバンの中には空気やエプロンや他の物がいっぱい入ってるんだろう?」


ぐっ........


「無というのは、本当に何も無いということなんだよ。」




負けた

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