8話 露店にて
《変更しました》
2話の主人公の名前がイリスとなっていましたのでマイスに変更しました。
これからもよろしくおねがいします。m(_ _)m
生産ギルドから出て俺はつくった薬などを売りに広場にやって来た。
前来たときと比べてプレイヤーの露店が増えたように思う。少し歩くと武器や防具を販売していたり美味しそうな料理をならんであったりした。
少し目が引かれるものもあったがあいにくそれを今買うお金がない。
「はぁー、欲しいものあってもお金がないとなあ。早く薬売って稼がないとなあ」
「そこのお兄さん、もしかして薬売るとこ探してるのかい、ウチで売らないか?」
独り言を言ってたら突然話し掛けられた。その声の方にからだを向けると露店をしている一人のプレイヤーがいた。あまり見かけない黒の外套をつけてタバコパイプをふかしている。
「ウチの店は雑貨屋だからねぇ、商品の種類は豊富にしときたいんだよ。なんでも買い取るよ」
確かにこの男の店は素材や装備品に薬、料理にいたるまでいろんなものが揃っていた。値段も相場と同じくらいだしいいかもな。
「なら買い取りをたのむ、えっと・・・黒外套?」
「ちがうわい!ワイの名前はカイドウじゃ。よう覚えとき」
「悪い、悪い。いやその黒の外套が印象的だったからな。俺はマイスだよろしく」
「ならええわい、ほんでワイに売るもんはどれや」
「おう、これだ」
俺はつくったポーション、リンゴ味のポーション、解毒ポーションに解毒ポーション2、毒ポーションを出した。
「ほうほうどれどれ・・・っう、なんやこの性能!
おいマイスとやら、これあんたがつくったんだよな。まだどこ店にも見せたり売ったりしてないな」
薬の性能を鑑定したのだろう、そしたら黒外t・・・カイドウが興奮し始めた。
「お、おう。そうだ。カイドウに見せたのが初めてだがそれがどうした?」
「どうしたもこうしたもないわ、この薬の性能が今市場に流れてるのと効果が段違いによすぎんねん!それもβテストのときにもでけへんかった激マズのポーションの味を変えた上に性能もあげ、解毒ポーションに至ってはHP回復もする。今こんな性能のいいポーションはまだ出とらん。そんなもんが出たら真っ先に戦闘職が買い集めるやろうな。
それでまた現状あんさんしかつくれない性能のいいポーションが求められてあんさんがログイン中ずっと生産し続けることになるやろうな」
「マジか、そんなことになるかもしれないのか」
「そやな、もしあかん店に売ってたら買い叩かれた挙げ句に法外な値段で売られて市場値崩れ大混乱寸前やったな。」
「そこまでいくとこのポーションは今は安心して売れないな」
「従来のポーションやったら売買していけるがこの新しいポーションはなあワイでは値段はつけきられへんわあー。
・・・なぁマイスちょっと時間あるか?」
少し考え込んでいたカイドウが俺に時間はあるかと言ってきた。
「時間ならあるがどうしたんだ?」
「あるならちょうどいい。このポーションをどうにかしに行くぞ」
そう言い、カイドウは何かをしつつ、露店を片付け始めた。
「おいどうすんだ、このポーションのためになにをするんだよ?」
そう疑問を問いかけるとカイドウは自信満々に
「生産職がつくったもんはやっぱり同じ生産職に値段を決めてもらった方がいいにきまってる。だから意見を聞きにβテスト時にトップの生産職だったプレイヤーたちのところに行くで!」
と言いきった。