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休日

朝八時。休日だが休まる気がしない。これを見れば一目瞭然。


「休みの日はそんなに早起きしなくていいという意見が多いですね」

「あと三時間寝ておいてくれたら…」


私の起床時間は第四位だったらしい。数年前までは違った。こんな訳のわからないアンケートとひたすらにらめっこの日々なんてなかった。いや、私が知らないだけで当時の総理もこうだったのかも知れない。私がこのアンケートに参加してなかっただけなのか。だとしても、いつから何の為に誰がこんな面倒なことを始めたのか…


今日は行きつけのフレンチレストランにでも行こう。ランチだが高級店。さすがに記者も来られないだろう。だがそんな想いも簡単に打ち砕かれた。


「その日の気分なんだ。赤も好きだよ。でも今日は白が呑みたかった」

「二分の一にも応えられないのは…どうかと思いますよ…」


今度は『総理の好きなワインは赤or白』赤が71%を占めていた。もしも私がワイン嫌いだったらそのアンケートは成り立たないだろう。その場合はクビか?それでもいい。そろそろ私も疲れた。就任から半年。毎日好感度、好感度…私の好き嫌いで好感度が決まるのはおかしいだろう…宮本の脳裏に『辞任』の言葉が浮かぶ。

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