表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/18

*恍惚と堕落の先

 カーセドニックから遠く離れた星系にその惑星は存在する。ハイパー・ドライヴを使っても途中の惑星で給油を行わなければならない。

 オルセオニカの大気は澄んでいて療養するのに適した星なのだ。

「……」

 白銀は苦しい表情で星々の流れるサマを眺めた。

 母の容態……それは明るいものではない。彼女もそれを知っている。

「あと何年かの命」という事を。


 途中の惑星で給油をし、たどり着いた『惑星オルセオニカ』

 美しく七色に移り変わっていく空。ここのマナは誰にも優しく心を穏やかにしてくれる。

「……」

 地に足を降ろしたナナンの表情は硬い。以前、来た時よりも大気のマナが敏感に何かを察知している。

 一同は小型艇で白銀の母親のいる施設に向かった。その間も白銀の表情は険しい。しばらく飛んでいると白い建物が眼下に広がる。

 その入り口に降り立つと白銀は足早に建物に向かった。

「!」

 白衣を着た女性に駆け寄る。

「あら、アークサルドさん」

「すいません! 母は……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ