六話
さあどう倒してやろうか。一気に倒しちゃう方がかっこいいよな。
そうだ、これだ!素晴らしい案が思いついたぞ。
両手を地に置き、力を込める。
その瞬間
周囲を囲む奴らの足元から火柱が沸き上がった。悲鳴と共に燃え、倒れていく後奴ら。
「コーク、チーロ、踏みつぶすのはお前らに任せる!」
俺には無理だからな。
「てめーなにしやがる!」
一匹のゴキブリは火にも負けず、俺をめがけてとびかかってきた。何だこいつ?火が効かないのか?
まあいい火が効かないなら電気だ!
奴の胸目がけて光線を放つ。
焦げるにおいと共に奴は倒れた。
「凄いですね!グビリコさっきのどうやってやったんですか?」
奴らを踏みつぶしながらチーロが言う。
そんな光景見せないでくれ!
「簡単だよ。地面の中に魔法を放ったのさ。それで奴らをめがけて地中を這うようにさせる。それで奴らの下にきたらバーンよ」
渾身の技だつい鼻高々に語ってしまう。
「最後の光線もかっこよかったですよー」
あ、そうだ。最後の奴。火が効かなかったの何だったんだ?
「それと関係あるんだが、最後に立ち向かってきた奴なんなんだ?火が効かなかったぞ」
「あーあれですか。耐性持ちですよ。ゴキブリは適応力が高いですからね。炎だけじゃなくて水とか電気に耐性持ってるやつもいると思いますよ」
「他には奴らに何か特性はあるのか?」
「他にはーさっきの奴みたいに耐性を持ってるんですけどそれが複数あるやつとか。あとはー僕らみたいに魔法を使ってくる奴もいます」
「なかなか厄介だな。」
流石はゴキブリだ。少し誇らしい。
いや、今は奴らは敵なんだそんなこと思ってる場合じゃない。
「何か見分ける方法とかはないのか?」
「あればいいんですけど。それが無いんですよ。ほんと厄介ですよねー」
チーロはため息をつく。
「ちょっと二人とも何無駄話してんの!早く急いでここを離れる準備して!まだここに残ってたら奴らいっぱい来ちゃうよ」
コークが呆れ交じりに言う。
「あ、ごめんごめんすぐ準備するよー。グビリコも急いでねー」
「了解」




