表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/57

十五話

 「グビリコ助けてぇ~」

 消え入りそうな声でチーロが語りかけてくる。

 しかしどうしようか、奴も何故何もせずに留まっているんだ。

 そ、それに俺も恐怖で体が動かない


 「てめぇらだよなさっきのは」

 低く不快な声が耳に届く。


 「まずはこいつから殺してやるよ」

 奴が長い前足を振りかぶった。

 その時

 やつの目元に小さな竜巻が巻き起こった。

 竜巻は奴の八つの目を切り裂く。

 奴が苦しみの呻き声をあげながら目を守ろうと前足を構える。

 

 なんだ?何が起こった?

 

 「私の仲間に何しようとしてんの!」

  

 この声はコーク?しかし奴につかまってるんじゃ?

 奴の前足を見るといない!

 どこだ?


 「ここだよ」

 樹上から声が響く。


 「さっきのあんたらの攻撃のおかげでこいつの足から抜け出せたんだ」


 「そっか。良かったー。あ、助かったよ。ありがとうコーク!」


 「いいよあんたらのおかげで私も助かったんだし。そんなことよりこいつを倒そう」


 「そうだね。グビリコもいいですか?さっきみたいに逃げないでくださいよ!」

 もう逃げはしない。でも体が動かないんだよ~。


 「やっぱりてめえからだ。さっきすぐ殺しとくべきだった。」

 白く輝く氷の針がコーク目がけて放たれる。

 

 「コーク危ない!」

 チーロがすかさず炎を放ち防ぐ。


 「チッ。面倒だな。やっぱりお前から殺す」

 今度はチーロを囲むように無数に氷の針が出現した。


 「これはやばいかもしれないなあー。グビリコ助けてー」

 チーロから必死の助けを求められる。

 でも、体が震えて動かない。

 

 グビリコは動くことができなかった。 

 

 「こいつー私の仲間に手ー出すなって言ってんだろ!」

 そう言って樹上から奴の目元目がけてコークが飛び降りた。

 奴の目が潰れる音。奴の唸る声が森を揺らした。

 

 「もう、許さねー」

 その瞬間

 目にもとまらぬ速さで奴の前足がコークの背を切り裂いた。

 悲鳴を上げ、吹き飛ばされ俺の目の前に吹き飛ばされるコークを俺はただ見ていた。


 「グビリコ.....たすけ.....て」

 今にも消えそうな声でコークは言った。


 聞いた瞬間体が勝手に動いていた。

 「てめぇ。俺の仲間に何しやがる!」


 拳に電気を纏い奴の頭を変形するほどの勢いで殴っていた。

 自分でも驚くほどのスピードで。


 「チーロ!こいつは俺がやる。コークの手当ては任せた!」

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ