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魔弦ソウルハンガー 其の4

 のんが場を離れ、藤堂兄妹となりんこりん

そして援護くんがお話します。

 5人の話題は藤堂家のおばあちゃん。

 さて。


   其の4


「ふたりは、お祖母さまと暮らしてきたの?」

 飲食コーナーでそれぞれ飲み物などを置いて

テーブルで語る、5人。

 なりんとこりん、マサキとるぅー、そして

援護くん。

「そうだ。3人で仲むつまじく暮らしてたらばあちゃんが倒れたから、

マサがるぅーのかよってる病院に電話したんだ。」

 ふむ。

「そしたら救急車が来ていろいろ大変だったんだ。」

 うん。

「付き添いの大人とかいないから、隣りのおじさんを無理やり救急車に乗せて

マサ達はタクシーで病院に来たんだ。」

 気持ち、細かいかな…いや、ここは話してくれる話を聞こう。 

 いや、いやいやいや、待て。

 大人が、いない?

「ばあちゃんは一晩たっても目を覚まさないし、

おじさんはめっちゃめんどくさがってた。」

「おじさんというのは、親戚とか?」

「マサたちに親せきはいない。隣りのおじさんってだけだから、

おじさんは病院と話すたび―分かんねえよ!―ってどなってた。」

「あぁ…」

「あとは―知らねえよ!―とかも。」

 これは…想像以上に深刻なのか…!?

「しはらいとかは」

 そこで援護くんが手のひらを立てて

「待て」をマサキに合図する。

「人がいるところでは。」

 そうだよね。マサキくんが喋りかかっちゃったのは私のせいか。

 なりんは周囲を見回した。

 今客は自分たちだけのようだが、そもそも

ここで話してて大丈夫なことだろうか。

 病院側の把握もどこまでのものなのかな。


「ふたりは今のところ、病院と家を往復してます。

送迎は行きはふたりでだったり帰りは民生委員のかたや病院の有志さんが

買ってでてもくれてますが、ずっとというわけにも行きません。」

「援護ンがうちに住んでくれないか。」

「そうもいかないんです。」

 ここは本音の応酬で話が早い。

「藤堂さんの意識が戻れば交渉も出来るのですが。」

 そこなんだよね。今のままじゃ援護くん、

まるっきりの部外者だし。

 てか交渉できることになっても難しいのかな?

「おれたちは今しんこくだ。でもなりんぬは

そこはいいから、そうるを頼む。」

 マサキにそう話を振られて、ちょっとホッとしてる自分を自覚するなりん。

「あ、うん。先ずはソウルね。」

「なりんぬ達はこれからおれたちを家に送ってくれて、

そしてそうるを持ち帰ってくれ。」

「分かった。」

 改めての確認ね。

 それにしても、もしやおばあ様のご回復が

なければ、兄妹はふたりきり。

 これ、援護くんの手にも余ってない?

「そうだ。なりんぬ、そうるを預かってくれるお礼に、

ばあちゃんに会わせてやろう。」

「え、いいの?」

「みんなも来い。」

「僕もいいんですか?」

 援護くんもおばあさまを見たことはないんだ。

「おう。今までは援護ンが見たら好きになっちゃうから見せなかったが、

援護ンなりんぬとデキてるからな。」

「で、できてません!」

 援護くぅん、そんな即座に否定しなくても…。

 …、ん?


 「さあ、ここだ。」

 到着した個室。

 なりんの感じた違和感が、そこに横たわっていた。

 ベッドから頭だけを出した、眠れる藤堂家の

「おばあちゃん」は。

「めっちゃ若いじゃん。」

 見たまんまをこりんが口にする。

 見たとこベリ子ともさして変わらない、

若く麗しい大人の美女だった。

「こ、この方がおばあさま?」

「おう。ばあちゃんはばあちゃんと呼べと

マサたちに命じたんだ。」

「おばあちゃん。」

 お、を付けろとたしなめる、るぅーちゃん。

 いやいやいや。そこじゃないよ?

「なんでそんな」

「おばあちゃん、お姉さんともお母さんとも

呼ばせてくれなかったの。」

「私なんておばあちゃんだからとも言ってたぞ。」


「なりん、これってつまり…、」

 こりんが言葉を継げなくなる。

 おばあさまが若い。おそらくは、おばあさまの友達も、その彼氏さんも。


 しまった。若い。


 お姉ちゃん、なんで今この場にいないかなあ。

 いたら思いっきりにらむくらいしてやれたのに。

 何が「自然なお迎え」よ。

 心細さで援護くんを見ると、援護くんも固まっていた。


 ひと喰いの魔弦。こういう事か!


今回はもう 先も書き溜めないで

プロットから本文書いて移してのいっぱつ更新!

 その代わり、今後のプロットで変更や書き加えも

思いつきました。 なんだか何者か降りてるような

変なうまく行き方です。(←その日本語どうなんだ)


 真也くん、いるのか?

(前作「なりんの援護くん」の、「あとがき あるいはへびのあし」

の章をご参照)

 ではまた。

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