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第6話 「たいく館」の奇跡  其の1

絶体絶命!?な裕人の危機に現れた、

救いの天使とは!?


さて。


  第6話 「たいく館」の奇跡


   其の1


 不屈のおとこ、我らが裕人に救いの天使が現れたのは

文化祭の初日、校内のみの土曜日のことだった。

「高橋くん、お客さん。」

 女生徒が戸惑ったように伝える。

「裕人、来てやったぞ。」

「マサキくん!?一般解放は明日ですよ?」

 マサキは余裕の笑みで

「明日はるぅーを連れてくるからな、講演の

打ち合わせがてら 下見に来てやったぞ。」

 と、また歯を見せる。

「講演、そうでした!マサキくん、よろしくお願いします!」

「いま そうでしたって言ったか?」

 聞き流さないマサキの指摘を必死で聞き流しつつ

「でも、マサキくんは大丈夫ですか?実は

プライバシーの問題で発表を辞退するひとが

続出していて。」

「まかせろ。ばあちゃんとの約束を守れば

オッケーとゲンチをもらってきた。」

 ゲンチとは言質げんちだな。

「ひとつ。ばあちゃんのことはばあちゃん、

るぅーのことは妹とだけ言うこと。

 ひとつ。るぅーは壇上にあげないこと。

 ひとつ。仕事や病気の話はしないこと。」

 指を順に三本立てて説明するマサキ。

「…けっこう厳重かもですが、それでお話できますか?」

「まかせろ。なんなら今日も話すか?」

 講演は午後から、土日ともある。

「…お願いします。それでは、原稿を作りましょう。」

「いらん。どうせマサはそんなの見ない。」

「それでも僕らが先ず内容をチェックしないと」

「今日は校内だけだ。マサが喋るのを聞いて

まずいと思えば明日のぶんはキャンセルしろ。」

 明朗快活に言い放つので、これ以上断りにくい

雰囲気になった。

「分かりました。それでは今日のぶんからもう

人員を真下の正面に配置して、お話しの方向性が

まずければダメ出しをしますので、

その時はサインをよく見て路線変更なり切り上げなり

指示に従ってくれますか?」

「分かった。それでいいぞ。」

 こうしてぶっつけ本番のマサキの演説が決定した。


さて今回の後書きは何をお話ししようかなと、

ねた探しに本文を読み返していたら…


今回、なりんちゃんが現れていませんね!?

なんとびっくり。 あやのさん登場のシーン以来かな?

 なりんちゃん、たぶん喋ってないでその場には居合わせて

いるんじゃないかなとは思うんですけどね。

 本来 意外に口数は少ない、て設定ではありますし。

 口に出さないモノローグが多いですでしょ?


 念のため 次回の其の2の下書きを見返したら、

次回にはまたちゃんと出てます、

我らがヒロイン・なりんちゃん。


ヒロインといえば。

前作「なりんの援護くん」でもなりんちゃんは

出ずっぱりなんですが、前作の主人公は

援護くんなんですよ、あくまで。

あんまり出てこないんですけど。


この続編「援護くんの隣りに」では、

もうなりんちゃんがヒロインです。

しょうがないよね、もう。

で、そんななりんちゃんが今回はお休み。

という後書きでした。


 この物語が、いつかあなたの眼にもとまりますように。


では!

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