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楽しかった夏季休暇も終わり、学院に戻ってきましたー!


ヒロイン登場まで約半年ってところかな?研究所で実験してた魔道具もようやく完成して、該当者の元に送られるのも確認できたし、存分に役に立ちますよーに!


私は私で、冬の学期末試験に向けて今から頑張らなければ。


 この学院では年に一回、試験があってその試験の結果によって翌年のクラス分けがされるそうなので、レイラ様と離されないようにしたいところですね。


 それに編入してから知り合ったディアーブル子爵家のコリン様、ウエイト伯爵家のミレーネ様、レイラ様と私の仲良し四人組で行動することもかなり増えた。


学院に戻ってきたと言っても授業再開までに残り三日、今日含めたら四日ほどある。今日、それぞれ領地から戻ってきているのでひとまず今日明日はゆっくりして中日に四人で王都散策することになっています。楽しみ。


 護衛の方には予定を事前に伝えておかないといけないのだけど、アーサー様は遠征でいない。急なことではないにしろ伝えないわけにはいかないので、寮の扉の前に立っていてくれるベアド様に紙に書いた予定表をお渡ししとこうかな。


 皆様とても熱心に護衛してくれているので、たまに差し入れをしたりするのだけど当日来て下さる方の好みに合わせて何か用意できたらいいな。

うーーん、事前にその日に護衛する方が分かったら教えてもらえるかしら。


 「みんなには事前にどこに行きたいかは確認取ってはいるので、すぐにでも書いて渡しちゃお」


「紙とペンはこちらに」


 すぐそばにいたメリーには私が何をしようとしたのか、分かったらしくすぐに準備をしてくれていた。本当にどこまでも有能なのよね、メリーは。



『ねえ、明日は私達いけないし買ってきてほしいものがあるのだけどいいかしら?』


「え、いいよ!何が欲しいの?」


『上質な魔石、よ』


「……何に使うのか聞いてもいいかしら?」


『あなたが言っている”魅了”に関することよ』


「魅了?でもあれは魔道具も魔法薬もできているのだけど…?」


『万全を期すだけ、だから大丈夫。基本的にはその魔道具や薬で何とかなると思うわ。ただ精霊の中にも魅了を扱うものはいるのよ。その魅了は私達の力でないと解けない。まあただ、これを知っている人間はもうこの世にはいないから、たぶん大丈夫よ』


そんなものがあるんですか…怖いじゃないの…!もっと早く教えて欲しかったなああ??


 え、もしかして、ヒロインも転生者で精霊に好かれやすいとかいうの?そうなったらめちゃくちゃ面倒なんですけど…。その辺りのことはどうなんだろう…?


『ヒロインが万が一、この魔石で対抗できるような魅了の力の持ち主であるのならば絶対に転生者よ。ただ、あなたのように全ての精霊に愛されることはないわ』


「え、そうなの?!」


『ええ、だってあなたは精霊王に寵愛されているのよ?精霊王の管轄から外れていない限りは精霊があなたに対して嫌なことをしてくることはないわ』


そ、そうですか。いやー聞いておいてよかった。そうか、私は精霊王の寵愛を賜っているのですか。何ともまあ重くて怖い愛だこと。

でもまあ、私の大切な人達に嫌なことしないならそれでいいわ。


『ってことで、大きくて上質な魔石を買ってきてくれるか、魔物でも倒してきてくれたらそれを加工してあなたの大切な人に配れるよう仕上げてあげる』



「うーーん、そういうことなら…!じゃあ、魔物狩りに行きましょう!明日!」


 

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