表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/48

12



「もしかしてこの魔力石使われてるの知らなかったとか?」


知らん!知らんかった!あああ…空間拡張魔法なんてやり方広められたらマジックバックとか先越されないかな?!どこまで販路広げたんだろう…もう!!そうなったら大損じゃない…!


「大丈夫だよ、そういう発明は君の専売特許だから」


 ちょっと…他の二人とメリーも何呆れた顔して頷いてるのよ…

 でもだってこんな便利なもの一回知ったら、人間って良く深い生き物はさらに貪欲になっていくものなんだから…!きっと何かしら閃く人も出てくるかもしれないじゃない…


「自分のこと言ってんのか?」


「きっとそうよ、自分が欲深い人間だって懺悔じゃない?聞いてあげましょ…」

 

 ち、違う!けど否定できない…!今更魔法も何もない前世の世界に戻れる気がしないし!でもでもでも・・・ううう頭を抱えて唸ってる私を見てリュス様もレイラ様も何故か憐れむような目をしてる…!ひどい!


 はあもう本当に。あの研究所の人間には困ったものでこれまでもこういうことが多々あるのです。

 なんてこった。アイデア出したもので違うもの作って知らぬまに売り出されてるとは…!研究の末の副産物なんだろうけど…..いやまぁ正直そこはいいんだ、うん。いやこれだってどうせ私の個人資金に入るわけだし…そう考えたら、うん。


「はあ…全くあの研究馬鹿達は…」


「はは、君も大変だね」


大変なんてもんじゃないんですからねー!あ、そうだそうだ。そんなことよりも伝えなきゃいけないことがあるんだった。危ない、あまりのことに忘れそうだったわ。


「話しは変わりますが。先程学園長室に行った時に話していた私の魔力量や属性についてなんですけれど、貴方達はお父様や大公様からは何か聞いていて?」


「ああ、そのことだね。詳しくが聞いていないけど、あえて何も言わないでいることになる、としか」


詳しくも何も、そのまんまなんですけどね。

 そう。今日学園長室でもその話しになった時に大公様から、聞かれるまでこちらからは何も教えなくていいんじゃない?なんて言い出して。

 お父様もそれには賛成らしい。何故ならどうせバレるから、とのこと。いや、まぁそうなんですけどね…?ってなりましたよ、ええ。

 でもどの道、この見た目で下に見てくる人は出てくるだろうから、そうなったらぶっ飛ばしていいって笑ってた。

なんっっにも笑えませんわ!虐められたらどうすのですかああ!


「いやあ、叔父様も面白いよね。あえて言わずに何か仕掛けられたらやり返していい、なんて。そもそも僕たちや君に何か言い掛かりつけてくる時点で不敬なのにね?」


そうなのよ。魔力云々の前に私は公爵令嬢なので、身分的には王族寄り。実際に曾祖母が王女様だったわけだしね。なので、言い掛かりや虐め等々してきたら完全に不敬罪、もしくは侮辱罪等により相手の首が飛ぶ。物理的に。身分社会怖いね、でも仕方ない。この世界のルールだし。

 私の目の前でレッド様が同意を求めるように「ね?」なんて笑顔で言ってるけど目が笑ってない…目が怖い。怖いですレッド様…!その冷ややかな笑みはどうかしまってください…!免疫無さすぎてプルプルしちゃうぅ。いい加減自覚してくれぇ…顔面国宝の貴方がそんな冷ややさはやばい。

 知ってます?美人って怒ると普通の人の倍、怖いんですよ⁈

 

「今、何か失礼なこと考えてるね?ラナ」


「なななな、⁈え?なんでもないですっっ」


「ふふ。まあそんなことより。君に何かしてきた人がいたらすぐに言うんだよ?いいね?」


「そうよ!貴族たるもの締める時は締める!ちゃんとそういうところのケジメってのは大事だからね?甘い顔したり、スルーしたら舐められるのは貴方だけじゃなくってよ?」


 ううう分かってる。だからさっきもちゃんと鉄壁モードしたもん…


「分かってるだろ、それくらい。こいつも」


「まあ正直なところ、心配はしてないよ。ラナは私達の前以外ならちゃんと淑女だしね」


「うんうん、本当すごいと思うわ。実際。あ、あと社交しなさいね。ちゃんとお友達も作ること!ま、そうは言っても教室は同じだし、何かあればフォローはするけれど」


「レイラ様やさしい…すき…」


「俺は?」

「私は?」


 なんでそんな急に詰め寄ってくるんですか貴方達…そんなに私に好きって言われたいんですか?可愛いところあるじゃないですか。ふふふ、仕方ないなーーー


「あ、やっぱいい。言うな」


「私は言ってもらおうかな。もう一人の妹みたいな君に好かれるのは気分がいいからね」


「…レッドお兄様好き!」


 素直じゃないリュス様には言ってあげなーーい!ふんだ。

 って、アレ、もうこんな時間⁈


「ねぇ、時間大丈夫?」


「あ、本当だ。ラナは私と一緒に夕飯行きますか?今日はレッドお兄様、婚約者のアンネリーゼ嬢とディナーって言ってましたし、リュス兄様は騎士団の方達とご一緒するんですって。なので、お疲れでなければ私と二人でディナーしませんこと?」


ああ…夕飯…夕飯かあ…うーん、今日はいいかなぁ…疲れたしお腹空いてないや。


「ごめんなさい、レイラ様。今日はもうこのままお風呂入って寝ようと思うの。移動で疲れてご飯が入りそうにないわ」


「あら…そうね。じゃあ今日はゆっくり休んでくださいまし。明日はランチも夕飯もご一緒しましょうね!」


「じゃあ、俺らは行くわ!ゆっくり休めよ?」


「またね、ラナ。おやすみ」


「はい、おやすみなさい。レイラ様、リュス様、レッド様」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ