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のせてこっ  作者:
第七章 腕枕に
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 二人が仕事をしている間、暇な私はグレゴリウスさんの仮面をもっと改良できないか考え中です。いやー。呪いがどうにかできると分かってから、それを知るのは少数でとなり、どうするか話し合った時に、私は主張したのです。「片側だけの仮面を付けるべきだ!」と。皆が、引くくらい。ついね。だって、こんな美形に仮面付けてもらうなんて、テンション上がるでしょう? しかも、合法だよ。まあ呪いとあまり大きく変える訳にはいかないから、そんなに凝った仮面を付けることができなかったのが心残りですが・・・。私の後悔はいいとして、片側だけって、付け難いですね。分かっていたけど。安定悪いし、左に付けるから、右の方に紐を付けると格好悪い。それが! 残念でならないのです。どうにか良い手は無いかなー? 吸着させるのは難しいよね。そんな呪いが解ければ必要ないそんなことをつらつらと考えていると、寝てました。


「皇子から連絡があった」


 昨日の、今日で凄いな。力の入り様が分かりますね。


「今日、伺いますか?」

「早い方が良いだろうから、今日、伺わせて頂く」


 両親達にそう告げて、出発です。カサンドラさんは暫く、皇都にいて下さるそうです。心強いし、ゲオルギウスさんとの愛のある掛け合いが楽しいです。


 昨日と同じように皇子の元へ着いて早々。


「すまん。分からんことが、分かった」

「謝罪されることはありません。調べて頂けただけでも、充分です。しかも、皇子にも分からないと分かったので、別の手を考えましょう」

「霊廟に入れますか?」

「入りたのか?」

「マリナ嬢?」


 何が分かるかも、分からないかもしれないけど、行ってみるのが一番近道かな。


「きっと分からないことが分かるだけだと思うんですけど、一つずつ確認していかないと」

「へえー」

「一理あるな。如何でしょう、皇子?」

「少し時間をくれ。俺の権限でできるかどうか調べる」

「お願い致します」


 二人揃って、頭を下げると皇子は追加の情報を告げた。


「霊廟は出入りが少ない。だからと言って、警備が緩い訳じゃない」

「では、警備面から?」


 皇子は武官系だって言っていたからかな。


「俺にはそれしかないからな」

「充分、過ぎる程です。ですが、御無理はなさらず、お気をつけて。今のままでも何とかなっておりますので」

「そう、言うなよ。そろそろ、スッキリしようじゃないか!」

「くれぐれも先を見据えた行動をお願い致します」


 本当に二人のお互いの思いやりは素晴らしいね。でもグレゴリウスさんと同意見です。皇子、先を見据えましょう。二人ともまだ若いんです。無理することではありません。呪いは、今は何とかなってますしね。グレゴリウスさんだからこその声掛けです。

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