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のせてこっ  作者:
第六章 膝に
17/29

 その日はそれで解散となりました。一緒には寝なかったよ。何というか、呪いの原因が大体分かって、命まではとらないだろうと思えたのと、グレゴリウスさんがとっても心配したので、夜は別でした。

 モテないからって人を呪う気力を出すなんて、全く理解できないね。前世、モテない私はそう思う。私はやる気の無いモテないだったのかなー。それならその方が良いよ。省エネ。モテる人を僻むほどの、モテへの情熱はありません。決して、負け惜しみじゃなくてね。だからモテないんだよという声も聞こえますが、相乗効果かも。それで困ることは特にないなー。モテを追求するよりも人に害を与えない、自分の好きなこと、興味のあることに注力する方が余程いいよね。向き、不向きがあるんだよ。


「では、こちらは呪いの元を探ろう」

「あなた、それはあたくしの方が調べますわ。あなたは解呪の方法を」

「それではカサンドラが危ないだろう。私がやろう」

「いいえ。女性は多分、大丈夫です。あなたの方が危険だわ」

「私もいい年だ。なんてことはない」

「駄目です! あなたはこれから先、どんなに年をとっても危険です!!」


 はいはい。御馳走様です。今日も仲良しで何よりです。お互い、危ないですから。リア充ですよ。呪いの標的じゃないですか!


「私は家業についてできるだけ調べてみます」


 母は賢く離脱です。グレゴリウスさんのご両親には何かやって貰わないと、納まりそうもないな。よし。


「ゲオルギウスさんとカサンドラさんは、ストラ家のことを探って貰えませんか? 母が難しい部分と、別の視点からも必要だと思うんです」

「私のことは義父と呼んでくれ」

「あたくしも義母と」

「ありがとうございます。義父上、義母上」


 二人とも私の受け答えには驚いたようですが、特に何も仰いませんでした。凄いな。こんな五歳児、我ながら違和感あるけど。有り難い。


「では、現ストラ家の当主については私が見よう」

「お願いね、あなた。あたくしはその前を探ってみるわ」


 母と一緒に頭を下げた。放棄した母と私が、今のストラ家の周りをうろつくのは拙いだろう。サマラ家は婚約者の家を調べると言う名目もあるので、そこまで怪しまれないと思う。もともと力のある家だしね。


「よろしくお願い致します」


 私は呪いの元を調べるよ。非モテだから大丈夫。どうしよう? グレゴリウスさんも一緒に行って貰う? 困ったなー。私とくっついているとモテる人だし、離れるのも呪いが心配だし。呪いって、重ねがけもできちゃうものかな? そこから調べるか―。

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