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ゲーセン

VRゲーセン 音ゲー編

作者: 三四郎

VRものででゲーセンって出ないなと思って作りました。

 『アーケードゲームの利点とは何か。』

 俺は、これをカネだとと定義している。アーケードなら、カネをかけることができる。だから、まだカネのかかるフルダイブ式VRゲームを、一般庶民である俺でもプレイできる。

 ようやく実用化されたフルダイブ式VRだが、まだまだ装置はデカい、重い、高いで個人所有なんて夢のまた夢である。だが、アーケードなら違う。


 そんなことを期末テストも終わって全知全能になった気分で考えながら近所のゲーセンへ向かう。まだまだ今の技術じゃ通信のラグを解決できていないから、フルダイブと言ったらゲーセンなのだ。

 クレーンゲームとかを冷やかしながら、ゲーセンを進んでいく。今の時代家庭用もグレードアップしてきて、生き残っている筐体ゲームは、場所を取るか、景品が出るか、の二択だ。VRの筐体は、前者側だ。精密機器なので専用のコーナーになっているのだ。


 そこで、本人確認用のカードをゲートで見せてエリアに入る。その中はゲーセンの一部ではあるが一つの世界みたいで入るだけでも楽しい。

 俺がやってるゲームは音ゲーだ。格ゲーは、ほとんどやってない。


 『Notes Box(ノーツ ボックス)』それが俺がやってるゲームの名前だ。プレイヤーは、自分より一回り大きい箱の中で、壁や天井に出るマークを音楽に合わせて叩く。それだけだが、疲れない身体で思いっきり跳ね回るだけで楽しいのだ。

 クレジットを入れ、筐体に座りプラグスーツに色々繋ぎ、ゲームを始める。ログボが入り、選択画面が出てくる。


 「今日は、ストレス発散だからよくやる曲を選ぶか。」


 とりあえず一番のお気に入りである《Punch Punch Punch》を最高難易度でやる、一番上と言ってもフルコンを目指したりしなければ数こなせば誰でもできるし、ある程度上でないとあんまり動けなくて爽快感が出ない。

 曲が始まる。この曲の好きな理由は一つの面からしかノーツが出ず、そのかわり密度が高く、思いっきり暴れられるところだ。右、左、左、右上右右、左下左左、、、あっミスった。フルコンは目指してないと言い聞かせ続ける。そんなこんなで結果は〈AAA〉ボチボチと言ったとろか。


 ふむ、今日の調子なら、あれのフルコン狙ってみようか。《MOON Waltz》表記上は上の中だが俺の中ででは「本職ならできる」、「移動制限はクソ」などと評価している。

 このゲーム一定以上の難易度になると基本現実(リアル)では難しい動作が入ってくる。さっきやった《Punch Punch Punch》だったらボクサーでも難しい一曲ほとんど連打づくし、他の例だと片手立ちや三箇所同時を求められたりする。そしてこの曲でまとめられるのが早くはないが正確さを求められる足捌き。月を表現したいのか丸く切り取られた上で正確に動かなければならない。だからこその「本職(ゲーマーかダンサー)ならできる」という評価だ。


 この曲は、初回に脚がもつれてボロクソになった〈BB〉その後ムキになって連コインしたがよくて〈AAA〉でそれ以上は取れていなかった。その後も何度か挑戦したが、結果は良く無かった。だが、今日ならいける、そんな根拠のない自信が今、俺の中にはある。


曲が始まる。

 この曲できついのは、サビじゃなく始まりだ。大抵の曲でも言えるが、サビは一番派手な形になりやすい。派手にしようとすると、ノーツの量を増やすのではなく、面白い形になったり、気持ちよく動きやすくなることが多い。逆に、序盤は、ノリ切れてなかったり、正確さを求められることが多くミスりやすい傾向がある。

 序盤は、足元とその位置で取れるルートにしかノーツはでないが逆に言えばそれをきっちりやり切らないといけな、、、あっ、。

 ミスった、言い逃れのできないような見事なミスだった。なんてことないただ気を抜いていただけだ。だが、今のモチベーションを削るには十分なミスだ。実際そのあとはくだらないミスをしたし、結果も〈A〉、何もいうことはない。

 だが、『Notes Box』は1プレイ三曲だ。だから次はできると信じもう一回。

 今度は序盤にやらかすこともなく、サビヘ。足元のノーツが長押しになってちょっと手元も早くなるくらいで実はサビの方が簡単だったりする。実際これまでのミスは大体サビ以外だ。今回も危ないところはあったが、まだ楽だった。

 最後の締めも特に「あぶねっ」、、、

ミスはなかった。所々怪しかったが特に問題はなかろう。大事なのは結果だ、過程は今は重要じゃない。

 結果は〈AAA〉でフルコンボだった。やっぱり、できなかったことができるようになるのが一番楽しい。


「今日はワンコインで終わらせるか」


リザルトを見ながら考える。神経使うタイプのをやったことだし、満足もしてる、この気持ちのまま帰りたい。


 「ちょっと良い気分だから帰りにアイス買っていくか。」

この世界のVR環境

機会がコストダウンし切れてなく、1台ウン百万するので筐体式が多い。筐体は、基本統一規格、ログインしてからゲームを選ぶ。一人プレイの方が処理の問題で多い。

Notes Box

DDRとmaimaiを合わせた感じ。上の方になるとステップとそれに対応した手を求められる。

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