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ハイスパート 無茶リブレプロレス  作者: tatu
プロデビュー
8/106

プロレスを見に行こう!! 02

ココ数日でセミの鳴く声がうるさくなってきた。


長雨も終わり、ここ数日はとてもいい天気だ。

半袖でちょうどいい気候だが、海に入るには少し早い。


今日はパパとママと電車に乗ってお出かけだ!!


いつもパパがTVで見ている『ぷろれす』というものを見に行くんだとだとか。よく分からないが、みんなでお出かけはうれしい。


お家から10数分歩いたら大きな駅についた。


ここから約40分ほど田舎の方に行ったところが試合会場があるんだって。


40分遠いのかな?


駅のホームには緑色の2両編成の電車が止まっている。


扉付近のボタンを押しドアが開き中に入る。


パパに連れられ、ママと一緒に電車に乗ると、とても涼しい。


何気に初めての電車で、テンションが上がるがどんどん飽きてくる。


電車が走り出し、街中を走るが段々と民家が減ってくる。


ドゥフッ!!  ゴォォォォ~~


何の音かと思った瞬間、外が真っ暗になった。


トンネルに入ったとパパが教えてくれた。


サッと明るさを取り戻した窓。


見えるのは山の中、木々ばかり、しばらく走ると田んぼと遠くの方には家が見えるは、一面同じ風景に見える。


代り映えのしない風景を見ているのも飽きてきた。


ぴょんと椅子から飛び降りて、ボックス席から出ようとしたらパパに怒られた。


「もうすぐ着くから、賢くしていたら美味しいもの買ってあげるからもう少しお外見てようね~」


美味しいもの何かなぁ~~?

楽しみにしながら流れていく景色を見る。


ガクン… 


電車がブレーキをかけ、流れていく景色がゆっくりとなると、ちょっと鼻にかかった声が聞こえてきた。


何と言っているのか良く分からなかったが、ママは僕の手を握って扉の方まで歩いて行く。


段々スピードが落ちてきてプシャーと扉が開く。


扉が開く瞬間に、ママの手を振りほどき、ジャンプしてホームに降りる。


ワタワタする2人を見ながらもホーム内を走り出す。


瞬間パパに抱き留められる。


「危ないからから手を繋いでね~」


優しく言ってくれるが顔が怖い。


サッとパパの手を払いママと手を繋ぐ。


駅から出ると、少し大きい道があり、車が来るのを気を付けながらママと歩く。


数分歩くと、屋台のテントがみえる。


焼きそば、フランクフルト、かき氷、焼き鳥、ジュースやお酒、プロレスグッズも売っていて、その奥には少し大きい公民館のような建物がある。


いい匂いに釣られ僕は焼きそばの屋台の前に行くが、隣を通り過ぎた僕より大きいお兄ちゃんが、かき氷を持っていたので、来た方向を見る。


数人並んでいるが、お店の人がかき氷を持つのが見えた。


そのまま走っていき、列に並ばず横から見る。


青いのが何故だかおいしそうに見える。


後から来たパパに手を繋がれ列の後ろに並ぶ。


「あの青いのがいい!!絶対青いの!!」

「おぉ 青いのな!!すいません、青いの1つ下さい~」

「ブルーハワイでしょ!一緒に青いの言わないの!!すいませんね~」

と言いながらママがお金を店員さんに渡す。

ニコニコしながら店員さんがかき氷を渡してくれた。


かき氷を食べながら会場が開くのをしばらく待つのであった。

筆者は生粋のヒールでもルードでもないので、ブーイングには過剰に反応してしまします。


デビュー間もない新人レスラーを見守る感じで読んでいただけると嬉しいです。


とりあえずまずは10話まで1日更新頑張ります!!


ここまでお付き合い誠にありがとうございます!!

このお話を気に入られましたら、ポイント評価、ブックマークしていただけると大変嬉しいです!

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