表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/92

ドラゴンが帰って

ドラゴンたちが帰った後、加護がどういうものか気になりステータスの確認をしてみた。


特殊スキル : 女神の加護

効果…HP・MP×2、ダメージ軽減、リシアの森への出入許可


それから、昨日シアと見た時とは変わっている部分があった。


HP: 2984/2984→5968/5968

MP: 3428/3428→6856/6856


契約一覧 (6/10)

光の精霊(♀)  フローラ

水の精霊(♀)  ウィーナ

狼の魔獣(♂)  スピネル

狐の魔獣(♂)  ベリル

黒豹の魔獣(♂) ナイト

スライム(?)   クア


昨日クアが仲間になったから、名前が登録されていた。


でも、?って…。スライムに性別ないのかな?

後は……。ノータッチだ!うん、見なかったことにしよう!


チラ…チラ…

うん…、見ちゃうよね…。

何故に2倍?最初でもヒューマンとしては上の方って言ってたのに…。


ハァー…

仕方ないか…。今さら変えられないし…。誰にも教えなければ大丈夫だよね?

でも、前ので寿命200年って言われて、戸惑ったのに、これ300年に増えたってこと?うーん…。昨日の今日で100年増えてるってどうなの!?


あまりの事実に頭を抱える。


「どうかしたんですか?」


うーん、うーんと、うなっているとフローラが心配して聞いてくれた。


「大丈夫、ちょっと考え事してただけ。」


「言えないことですか?」


「違うよ。…黒竜が加護の話をしてたでしょ?確認したらホントにあってね。数値が上がっててびっくりしたの。」


そうだ。もし知られた時はどうしたらいいんだろ?他人のステータスを調べる方法とかあるのかな?

…多分、知られたら面倒な事になるよね?

うーん、とりあえず気をつけないと…。私と契約してる以上、この子たちにも迷惑がかかるかもしれない…。でも、もしもの時は戦うか、逃げるか、しないといけなくなるのかな?


「大丈夫ですよ。何があっても私たちがお守りしますから。」


何かを察したのか、フローラが私の手をとり、優しく微笑む。その暖かさに、不安だった気持ちが軽くなる。


まぁ、考えるのは、この世界の事や国や、人を知ってからでいいか!

正直、これからのことを考えると不安もあるけど、1人じゃないから、きっと大丈夫!


「ありがとうね。…私も皆を守るから!」


「何言ってるの?あなたは私たちの主なんだから、守られてればいいのよ!」(ウィーナ)


「そうです。そのために私たちは存在しているのですから。」(ベリル)


「俺がしっかりお守りしますよ!」(スピネル)


「そうだな。」(ナイト)


皆が私を守ると言ってくれて、本当に嬉しいと思った。確かに、ただの主としてなら、皆の言う通り守られていればいい。


でも…。


「私も守るよ。皆は私の大切な家族だから…。家族を守るのは当然でしょ?」


そう、私は皆と、家族として一緒にいたい。見た目は私が1番年下だけど、私にとって、この子たちは子供のような存在で、とても愛しいと思うから…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ