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4話 異世界初日

4話

歩くこと5時間……


「なんもねぇぇ」

(ここらへん人の気配しないけど村とかくらいあるのがお決まりなんじゃないの?

転移したらまず女神様、お姫様、王様に会うのが流れじゃないの?

村人Aすらいないじゃん。)


進めど進めど景色は大して変わらず人の気配は全くない。


「そろそろ日も暮れてきてるし、まさかの野宿かよ!? 異世界まで対応がブラックかよ!?」


(おれのウキウキ気分を返してくれよ。)


まず愚痴をボヤくのがこの男である。


「今日はもう歩けない‥もとい歩きたくない! とりあえず木の下で横になるか……」

火もないし食べ物もないし、勇逸の救いが気温変化があまりないから凍えない事か。


(食べれそうな物を探しても何もなく雑草か葉っぱか‥そもそも動物もなんもいないってなんだよ!)


「喉渇きすぎてしねる。」

(昔サバイバル系のマンガで読んだ喉が渇いた時に何もないなら、石ころを舐めると唾液の分泌量が多くなるってやつで石ころ舐めてるけど全然変わった気しないし、喉が潤う事ない!)


(所持品を確認しても、圏外表示で残り20%を切ってるスマホ、所持金が侘しいお財布しかないしな……)


「せめてスーパーで買った食材も一緒に転移しててくれたら良かったのに……」

「そしたら少しは飢えをしのげたのに……」


(まあ、だめだ! 寝て起きてから考えよう!

明日月曜日なのに仕事に行かなくていいってだけで幸せだ!!)


異世界に来たのに会社の事を考えて喜んでる、目先の事しか考えてない愚か者である

異世界の危険性を何も考えてない。


すぐそばに死の危険性があるのにも関わらず。

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