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26話 無詠唱

「お前さんたち何を獲って来たんだ!?」



はじめとミリアにスネア草の採取を頼んだだけのクロムは引きずって持って帰ってきたレッドボアをみて驚きを隠せない。



「はじめさんとスネア草を採取してる時にこのレッドボアに襲われまして‥はじめさんが一撃で倒したので今日のご馳走にでもと……。」


「一撃‥!? まさかお前さん、さっそく人前で鉱物以外にエクストラクションを使ったのか!?」


「そ、そうです。 だって殺されると思って……。

クロムさんが言っていた使い方で血を抽出したんですけど、グロかったですよ……。」


「ハァ‥ミリアの前で使ってしまったのはのは、この際仕方ない。

お前さんは近いうちに無詠唱を覚えないとポンポン唱えてめんどい事に巻き込まれてしまうぞ。」


「面倒い事ってそんな……それより無詠唱ってあるんですか!?」


「お前さんもっと自分の魔法が異常だという事を自覚した方がいいぞ?

ちなみに無詠唱は訓練すれば誰でもできるぞ?」


「(もっと最初に教えてくれよ!)はい、訓練して覚えるようにします。」


「まあ、とりあえずお前さん達に何もなくて良かったよ。」


「いえ、私はなんもなかったのですけど、はじめさんはレッドボアに怪我を負わされたのですが、リカバリーで怪我を治してましたよ……それも有り得ない回復速度でした。

クロムさん! はじめさんのリカバリーもそうですがエクストラクションも私の知ってる魔法とは余りに違い過ぎます!」


「リ、リカバリーもおかしいのか‥益々お前さんは訳が分からんな。

一様調べてはみたのだが俺も良く分からないんだよ。

ただ、はじめの使う魔法が異常ってくらいしか、文献を読んでも今までにエクストラクションで鉱物以外から抽出できた事なんてないし。

リカバリーはまあ、賢者クラスならあり得るかも知れないがこいつは他者の回復ができないしな。」


「(なんか酷い言われようだな俺。)と、とりあえず着替えてもいいですか? 水浴びはしたんですけど服が血で生臭くて。」


「おお、すまんな着替えて風呂も入って来い。

俺とミリアはレッドボアの解体をしとくから。」



そう言われはじめは風呂に行き、ミリアとクロムはレッドボアの解体を始める。


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