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23話 デート?

はじめは自分の世界の話しやデザートについて語り、それに対してミリアが興味津々で食い付いてくるという時間を過ごしながら二人はスネア草を摘んでいた。


「はじめさんのいた世界は本当色んな食べ物や文明の発達がしてるんですね!

でも、やっぱり元の世界に戻りたいとかないんですか?」


「(女の子と二人きり‥もはやこれはデートなんじゃないかな?)正直言えば帰りたい気持ちがないか? と言えば少しは帰りたいと思います。 ただそれ以上に異世界に来た興味や魔法使える興奮が勝りますね。

それに多分ですけど、元の世界で事故死してこの世界に転移したと思うんですよね。」



これは断じてデートではなくお使いだ。



「そうなんですね……言い辛い事を‥すみませんでした。」


「いえ、不思議な事にそこまで悲しいって実感がないので大丈夫ですよ。」



ホームシックにかかり泣きそうになったのにこの見栄である。



「話題を変えましょう! ミリアさんは王国に行った事はあるんですか?」


「いえ、私はないですよ。 ちょっと前まで私と歳が近い子も居たんですが冒険者になりたくてそういう子はみんな王国に行っちゃいました。 今じゃ村の中では1番お姉さんです!

私もいつか王国行って魔法学院に行って、冒険者登録して、色々な場所に行ってみたいのですが、お家の手伝いもありますからね!」


「偉いんですね。 クロムさんも言ってましたがやっぱり魔法学院に行ってから冒険者になるのが普通なんですか?」


「いえ、昔はそんな事はなかったみたいですが、冒険者の生存率を上げる取り組みで、王国の定める基準値に達していれば無料で入れるみたいなんです。

だから冒険者希望じゃなくてもとりあえず受けに行く方がほとんどですよ。」


「なるほど。 じゃあ冒険者を目指すならまず、魔法学院に行くのがいいんですね。」


「そうですね! 魔法についてだけでなく冒険者の知識も教えてくれますし、先生も元冒険者や現冒険者らしいので色々学べるらしいですよ!」


「ここに来てから、他に行き先も考えてなかったですが、決めました! しばらくしたら魔法学院に行ってみます。」


「は、はじめさんも行っちゃうんですね……(折角お友達になれたのに。)」


「(やばい! なんか地雷踏んだか!?)いえ、すぐにってわけじゃないので! しばらくは居ますし、もしかしたら年単位でいるかもですよ!?」


「ふふふ。ありがとうございますね!」

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