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2話 前向きな……2

「今日も1日仕事がおわった‥」

そんな事を考え帰宅。

いつも通り8時に出社、23時に退社、土曜も仕事をこなし日曜も家で仕事…

毎日なんの為にこなす日々なのだろう。


これで彼女とかいれば頑張る理由にもなるけど、彼女もいなければ休日遊ぶ友達も皆無。


休日にゆいいつする事はお菓子作りをたまにしてゲームや漫画、映画をみるなど自堕落な事しかせず自分では惰性的と思っている。

これをあと40年近く続けると考えると絶望しかない‥


「宝クジに当たらないかな…そうすればすぐにでも仕事やめるのに」


買う事もないのにそんな事を考えながら今日も休日が過ぎていく。


「とりあえず昼ご飯作る為にスーパー行こう、ついでにどっかの車が轢いてくれて慰謝料でもはいらないかな〜」


本当にしょうもない事を考えてるこの男、夏原はじめである。

しかしながらフラグというものはこう言う事を言うんだろうか。

それがそのままの事柄ならいいが、それ以上に悪い事にもなることもしばしば‥


スーパーを出て大通りを信号待ちの最中、タクシーが一台直進で前方から向かってきて、それに重なるように左折しようとする乗用車が目の前で衝突。


その瞬間はじめはスローモーションの様な体験をする

「あ、事故だ……このまま怪我して慰謝料入るかな?もしくは死んでゲームやアニメの様に異世界行けないかな?」


この瞬間までしょうもない事を考えている男である。


夏原はじめ 享年24歳

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