交渉
此の回は好古が一か月間ブルトン王国で何を仕出かしたかを追う回です
さて今俺は「ブルトン王国の首都パリ」に居る俺が話し合う事は「ブルトン王国との国交樹立、そして何より重要なのは不可侵条約の締結」と言う事だ
もし辰馬が此処に居たら「アンタのあの能力を使えば此の国なんて地上から消す事なんて訳が無いだろ」と言うだろう
だが仮の話だが「聞いた事も見た事も要った事も無い出来たばかりの新興国を誰が認めるか」と言う結論に成る
何しろ俺の国には文化と言うのも無い・・歴史も無い、伝統と言う概念すらないのだ
だからこそ建前上は「今は地上から消え失せたスコルト・ラントそしてイング・ラント王国の遺志を継いで居る・・まあ建前上だが其れの継承国家・・もし先程のスコルト・ラントとイング・ラントの王族が居るのであれば
そうだな歴史を捏造でもして・・我々ブルトン共和国はブルトン島の先住民族の生き残りが神と言う大いなる意思により
我々の故郷である混乱しているブルトン島の安寧と秩序の回復を神命と受け取り其れにのっとり此の国を建国をした」と言えば・・まあ向うのブルトン王国の方も「属国」と見てくれるだろうな最低限は
何しろ「少ない兵力でイング・ラント王国軍の兵隊と言う敵の殲滅をしてくれたのだからなあ」と言う感情に成っても可笑しくは無い
其れに何しろ「見た事も無い聞いた事も無い兵力でイング・ラント王国軍の潰滅をした」と聞こえれば「条件を拒否をすれば私達のブルンス王国の潰滅」を否でも理解できてしまうからなあ
其れで俺は先程の「王族」に会うべく城に向かった




